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第43話 ケダモノ達の蜜巣 -6-

名残惜しいが俺は広武の口から糸引くペニスを抜き、礼を言って彼を押し倒した。 そうして俺は……メインのタマ袋下……ヒクヒクと蜜液を零し濡れているアナルに先走りを塗った中指を使い"ぷちゅ"と爪分僅かに挿し開いた。 すると、たったそれだけなのに"ぎゅん!"と広武の半勃起していたペニスが完全に起き上がり"ぺちん"と褐色の割れた腹を打った。 俺の指先だけで、目の前でムクムクと充血急成長したペニス……。 更に早くも先端からトロトロと透明な涎が流れ出し、それと同時にアナルからも熱い蜜液が"どぷり"と溢れてきた。 オメガ男性特有のこの蜜液……俺はその熱を感じながら指を二本に増やして更に根元まで挿し入れ内部で開いて内壁を撫でた。 そして広武のペニス先端から"ぴゅ!"と透明な汁と、「ぁう!」と低甘い声が俺の指が根元までガッツリ入ったと同時に飛び出た。 「さっすが……一気に二本いけたな」 「は、発情期……だからな……早く、正志の欲しいんだ……」 「だから指二本で"トコロテン"したんだ?」 「そ、それは言うなよぉ……バカ……」 発情期……だけではない。……広武は内壁を触りながら密かに"準備"したのだと俺は思った。 何でそう思ったのかは内部が潤って柔らかいのもあるが、他の理由もある。 それはこのオメガの巣の中に、巣材としての用途もあると思うが、俺愛用のペン類が濡れた状態でたくさん散らばっているからだ。 それをアナルに何本か挿して拡張して、後は何食わぬ顔で俺の寝袋に収まり待っていたに違いない……。 俺はその中からフラットで細身なサインペンを一本拾い、用意されていたペットボトルの水を掛けて洗った。 それから俺のペニスから先走りを採り、ペンの側面にたっぷり塗り広げて広武の先走りが溢れているペニス先端の窪みを軽く"くちくち"と小突いた。 「なぁ広武、……コッチにはコレ、挿してみようか~?」 言いながら俺は細身のサインペンを広武の太いペニスの先端の穴にゆっくり挿していく。

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