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第54話 蒐集Ω -7-
「―……先輩、聞いてます?」
「え!? あ、ああ、聞いてる」
部活中、問題の後輩……"悠真"を見下ろしながら備品補充の話を聞く。
今日も俺は彼にウェアを着せている。
よくよく考えれば、白いTシャツに乳首が透ける可能性だってあるんだ。
……屈んだ時の首周りの弛みから覗いた悠真の乳首は……小ぶりでキレーな薄い桜色だった。
正直、家に帰ってから思わずオメガ男子の乳首事情をネット検索してしまった。
あんな可愛らしいのを見放題にするのは宜しくない気がしたのだ。
するとマイクロビキニみたいなのや絆創膏の様に貼るタイプのや……形や色も色々あった。
そして検索しながら、俺なら悠真にコレを……と妄想して……数回ヌいてしまった。
気にしないオメガもいれば、気にするオメガもいるという事だな……。
肌色のシリコンタイプの貼るのを……と考えて、次にオープンランジェリー姿を想像してしまった。
悠真なら女性的にレースが使われた物でも、それほど違和感無く着こなせそうだ。
そして、悠真の突然の発情で俺達は"運命の番"だという事が発覚した。
告白し合って男子校水泳部の先輩後輩から、一気に"運命の番"にランクアップしての発情期突入。
知らない仲じゃないけど、知ってる仲だから……余計に緊張する。
向かい合って……お互い、顔が真っ赤だ。
恥ずかしい……けど、欲しい。悠真が欲しい。
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