59 / 69

第59話 蒐集Ω -12-

番契約として、中に白濁を注ぎながら悠真に噛み付く。 歯を深く食い込ませ、股間をグイグイ押し付けてアルファ特有の瘤を飲み込ませる勢いで嵌めて密着を強め、悠真を前後に揺さぶる。 そうしながら指先で強く押し潰した乳首から、白い母乳が四方に噴出した。 乳首をキツク弄られながら項を噛まれた悠真の白く華奢な身体が強張り、「ぅあぁああぁぁ……ぁぁ……ッ」と涙に滲んだ声が戦慄く口から涎と共に流れ漏れている。 そして一呼吸置いて悠真のペニスから白濁が大量に一気に放出され、アナルの内壁が俺のペニスに強く吸い付き熱い蜜液がどぷどぷと内部に溢れた。 身体を造り替えられている様に、悠真が恍惚状態で俺の腕の中でビクンビクンと跳ね踊る。 「……これで……俺達、"番"になった……」 「ッくゥン……」 腕の中で俺の言葉に仔犬の様な甘い声で悠真がなき、何度も頷いた。 悠真は俺に手を伸ばしてしがみ付き、俺は番になった悠真を更に抱き締めて犬の様につけたばかりの噛み後をベロベロ舐めた。 部屋はお互いのニオイ……フェロモンが混ざり合い、新たなニオイになっていた。 そうして強くお互いを密着させて、俺達は巣の中で眠りに着いた。 汗で肌がぺとりと吸い付く感触が気持ち良い。 素肌同士でより親密感が湧いたこの状態……。 俺の可愛い番。 愛しい、存在。 甘くて少し切ない感情が湧き起こり、俺は番となった悠真の身体を引き寄せて強く抱き締めた。 「……先輩、僕に甘えてくれるんですか?」 「ああ……甘えてる」 俺の腕の中で悠真は可愛らしく「ふふふッ」と嬉しそうに笑うと俺を強く抱き締め返してくれた。 これに俺は安心して悠真を抱き締めたまま、休息に入った。

ともだちにシェアしよう!