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「はるさま、それ……」 「うん、いれるよ」 「……ぜんぶ?」 「全部。大丈夫、痛くないからね。……怖い?」 「……、わからない、です……、だって、ほんとうに、そんなの、はいるんですか?」 「やってみればわかるよ……苦しくなったら言うんだよ」  ハルが手に持っていたのは、30センチメートルほどもある、アナルビーズであった。直径2センチメートルほどのビーズが連なったそれを、ハルはラズワードに見せつける。それにローションを塗り、そっと穴に近づけてゆくと、ラズワードはぎゅっと目を閉じた。 「んっ……」 「……痛くない?」 「だいじょうぶ、です……」 「もっといれるよ」 「あっ……ん、あ、……はいって、くる……」  一つのビーズが入るたびに安心したように閉じる穴に、追い打ちをかけるように次のビーズが入り込む。ぽこぽことした感触が次々と襲ってきて、ラズワードは未知の感覚に身体を震わせた。 「ラズ、見て、鏡……」 「あ、うそ……」 「あんなに長かったのにここまではいっているよ……全部、いれてあげるね」 「え、まっ……あぁっ……」  ずぶずぶと穴は躊躇なくそれを飲み込んだ。最後までいれると、取っ手だけが栓のように穴から飛び出るようになった。ラズワードは驚いたように鏡を見つめ、うわ言のようにつぶやく。 「ぜんぶ、はいっちゃった……」 「どう? 奥のほうまで、はいってる?」 「やぁ、うごかさないでぇ……」  ハルは取っ手を掴み、ぐりぐりとそれを動かした。ラズワードの中でそれがごりごりと動く。奥の方をかき回すように暴れるそれに、ラズワードは堪らずよがる。 「あぁ……だめ、それ、だめぇ……」 「気持ちいいの? ラズ」 「きもちい、すごく、きもちいい……」 「だめでしょ、おもちゃで感じちゃだめっていったじゃん」 「でも……あっ、あぁぁああッ……だめ、ぐりぐり、だめ……!」 「お仕置きなんだよ?」 「とめて、それ、やめて……! いっちゃう、いっちゃいます……!」  取っ手を揺らして、引いて、押し込んで、それを何度も繰り返した。ぬちゅぬちゅと音が漏れだした。こめかみにキスを落として、片方の手で乳首のローターを押し込んで、激しく、それを動かす。やがて唇から漏れる声には艶が増していき、甲高くなっていき、身体はのけぞって、そして、ビクンと大きく身体が跳ねたかと思うとラズワードはイッてしまった。 「ラズ……いっちゃったんだ」 「はる、さま……」  ハルはちゅっちゅっ、とキスを止めることもなく、低い声で囁いた。そのキスに酔いしれるようにラズワードは身体をくねらせて、熱い吐息を吐く。 「だめって言ったでしょ?」 「はい、ごめんなさい、はるさま……おもちゃでイッて、ごめんなさい……」 「悪い子だね? おもちゃでイッちゃうなんて」 「はい……おれ、わるいこです……おもちゃでイッちゃった、わるいこです……」 「じゃ、お仕置きね」 「はい……おしおき、して……」  はぁはぁと吐息の漏れる唇に、ハルは自分の唇を重ねる。縄からローターを引き抜いてやると、再び現れた乳首はぷっくりとピンクに膨らんでいた。ハルはそれを見て、静かに笑う。 「ラズ、これ、自分で出して」 「え……」  ハルはちょん、と穴から飛び出た取っ手を弾く。 「でも、おれ、手……」 「大丈夫、できるよね?」 「あ、……ひゃんっ……!」  手を縛られているからアナルビーズを自分で出すことなんてできないと訴えたラズワードに、ハルは意地悪に笑ってみせた。そして物欲しげな乳首をきゅうっと引っ張り上げる。すると、穴がぎゅっとしまって、ひとつ、ぽこっとビーズが顔をだした。 「……っ、」  鏡に写ったその様子をみたラズワードは、顔を真っ赤にする。恥ずかしさのあまりふるふると顔をふるラズワードにハルは言う。 「……お仕置き」 「ぁう……」 「顔そらさないで。ちゃんと前見て」 「……、ゆるして……」 「……だめ」

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