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第9話

「ああッ!い、った、痛いっ!」 「じゃあ大人しくする?」 慈悲などない、本気で握り潰されそうな痛みに彼は頭を縦に振った。 「なら、いい子にしててね」 また男が尻朶を左右に開いて舌を這わせた。 後孔を往き来していた舌先が堅くなり、後孔の入口をほじくるように小刻みに攻める。 彼は近くにあった枕を手繰り寄せるとそれを抱き締め、込み上がる声を必死に堪えた。 執着にそこを舐められ、腹の奥が疼きだしている事に気づきはじめた。 「あっ」 這い上がってくる感覚に自然と口が弛み思わず声を上げてしまった。 慌てて枕に顔を埋めるが、男はそれを聞き逃さなかった。 「気付いてる?勃ってるよ」 するりと陰茎に男の指が絡んで上下に扱かれる。直接的な快感に彼の体がビクつき背中が丸まる。 「ひっ、あっ、やめっ、やだッ!」 「うれしいな、感じてくれて」 「ちがっ」 「どうしよう、今すぐ挿れたいな」 その言葉に彼の熱が一瞬引いた。 「はあ・・痛がる顔が見たい」 吐息を漏らした男は彼の肩を掴むとうつ伏せから仰向けに体勢を変えさせた。 「泣いてるの?」 「うっ、いやだっ」 「ああ、堪んない」 男は彼の唇を一度吸い上げると、ベッド脇に備え付けられている低いキャビネットの引き出しからボトルを取り出し蓋を開けた。 彼の足を大きく開かせ、上を向く陰茎の先にローションをたっぷり垂らした。 ローションが陰茎を流れ、睾丸の隙間を通って後孔まで届く。 男はボトルをベッド下に放り投げ、自分の下半身を寛げた。 「挿れるね」 彼の肌を伝うローションを亀頭で掬い塗りつけると、固く閉じる彼の後孔に押し付けた。

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