4 / 12

アベノアえっち②

「あーあ。ノアのせいで続き書けなくなってしまったな…明日いつもの彼が来るから、一緒に怒られてくれる?」 そっとノアを抱き抱え、寝室へと移動した。 ノアのパジャマのボタンをゆっくりと外し、ゆっくりと丁寧な動きで怖がらせないように注意する。 性急な行為はノアが好まない。 獣じみたSEXはもちろんナンセンス。 お互いを高め合いながら愛撫するのが俺の好みだし、ノアも好きなようだ。 「ノアみたいに小さくて可愛い乳首が立ってるね?」 試しにペロリと舐めると、ビクンと体を硬直させた。 まだノアの乳首は開発途中だが、最近感度がよくなってきている。 「感じる?ほら、自分で弄ってごらん?」 こくこくと頷いたノアの目はたっぷりと水分を含み、今にも零れ落ちそうだ。 恐る恐る自分の両手を胸に伸ばしたノアは、俺に愛撫される時と同じような手つきで弄り始めた。 「捏ねくり回されるのが好きなんだね。引っ張ってもノアは感じるよ」 「んっ、ふぅ…んく」 「やらしい天使だな。まるで誘っているみたいだ」 いつもは聞けないノアの声も、こういう時はたっぷり聞けるからますます構いたくなってしまう。 漏れる喘ぎ声はまるで小鳥の囀りのように軽く、小雨のようにしっとりとして心地いい。 「あぁ…ノアの可愛いペニスが勃ってるよ。先走りで亀頭がすっかり濡れているようだね」 「んんっ!ぁあ…っ!」 「ノアはここの刺激にかなり弱いようだね。気持ちよかったら、頑張ってちゃんと声を出すんだよ?我慢したら窒息してしまうから」 こくこくと必死に頷く姿は本当に健気で、加虐心を煽られる。 俺の中にいる獣が疼きだすような気がして、時折、もっと快感に溺れさせて、自分気の済むまで中を暴き倒したくなる。 「あ…ぅ、あぁう!」 必死に手を伸ばして、拙い言葉で俺の名前を呼んでくれる。 嬉しくてたまらないけれど、何とも言えない切ない気持ちになる。 小説家なのに、こういう時にどう表現すればいいのか頭が回らない。 「もう、ノア…それ以上煽らないでくれ。ノアのことをめちゃくちゃに抱いてしまいそうだ」 困った顔をすると、ノアも眉を下げ悲しそうな顔をする。 「大丈夫。ノアの嫌がることは絶対にしない」 額、瞼、頬、唇と順に口付けると、擽ったくて身を捩り、小さな蕾のような微笑みを見せる。 「お尻の準備しようか」 そう言うと、ノアがころんと転がって四つん這いになった。 「あぁう、い、て…」 「……ノア!上手に言えたじゃないか。それに、ちゃんとお強請りもして…いっぱいご褒美あげないとな」 ベッドヘッドにある潤滑剤を手に取り、たっぷりと手に受けて温める。 待ちきれない様子でソワソワしながらこちらを見つめている。 「息吐いて…ゆっくり入れるからね?」 「…っん、ん!」

ともだちにシェアしよう!