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アベノアえっち②
「あーあ。ノアのせいで続き書けなくなってしまったな…明日いつもの彼が来るから、一緒に怒られてくれる?」
そっとノアを抱き抱え、寝室へと移動した。
ノアのパジャマのボタンをゆっくりと外し、ゆっくりと丁寧な動きで怖がらせないように注意する。
性急な行為はノアが好まない。
獣じみたSEXはもちろんナンセンス。
お互いを高め合いながら愛撫するのが俺の好みだし、ノアも好きなようだ。
「ノアみたいに小さくて可愛い乳首が立ってるね?」
試しにペロリと舐めると、ビクンと体を硬直させた。
まだノアの乳首は開発途中だが、最近感度がよくなってきている。
「感じる?ほら、自分で弄ってごらん?」
こくこくと頷いたノアの目はたっぷりと水分を含み、今にも零れ落ちそうだ。
恐る恐る自分の両手を胸に伸ばしたノアは、俺に愛撫される時と同じような手つきで弄り始めた。
「捏ねくり回されるのが好きなんだね。引っ張ってもノアは感じるよ」
「んっ、ふぅ…んく」
「やらしい天使だな。まるで誘っているみたいだ」
いつもは聞けないノアの声も、こういう時はたっぷり聞けるからますます構いたくなってしまう。
漏れる喘ぎ声はまるで小鳥の囀りのように軽く、小雨のようにしっとりとして心地いい。
「あぁ…ノアの可愛いペニスが勃ってるよ。先走りで亀頭がすっかり濡れているようだね」
「んんっ!ぁあ…っ!」
「ノアはここの刺激にかなり弱いようだね。気持ちよかったら、頑張ってちゃんと声を出すんだよ?我慢したら窒息してしまうから」
こくこくと必死に頷く姿は本当に健気で、加虐心を煽られる。
俺の中にいる獣が疼きだすような気がして、時折、もっと快感に溺れさせて、自分気の済むまで中を暴き倒したくなる。
「あ…ぅ、あぁう!」
必死に手を伸ばして、拙い言葉で俺の名前を呼んでくれる。
嬉しくてたまらないけれど、何とも言えない切ない気持ちになる。
小説家なのに、こういう時にどう表現すればいいのか頭が回らない。
「もう、ノア…それ以上煽らないでくれ。ノアのことをめちゃくちゃに抱いてしまいそうだ」
困った顔をすると、ノアも眉を下げ悲しそうな顔をする。
「大丈夫。ノアの嫌がることは絶対にしない」
額、瞼、頬、唇と順に口付けると、擽ったくて身を捩り、小さな蕾のような微笑みを見せる。
「お尻の準備しようか」
そう言うと、ノアがころんと転がって四つん這いになった。
「あぁう、い、て…」
「……ノア!上手に言えたじゃないか。それに、ちゃんとお強請りもして…いっぱいご褒美あげないとな」
ベッドヘッドにある潤滑剤を手に取り、たっぷりと手に受けて温める。
待ちきれない様子でソワソワしながらこちらを見つめている。
「息吐いて…ゆっくり入れるからね?」
「…っん、ん!」
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