10 / 12

アベルの調教日記 乳首編 1日目

「ノア、まずはご本を読もう。恥ずかしながら、今日は俺が書いた作品を持ってきたよ」 緊張を解すために、寝る前のいつもの読み聞かせを今行う。 ベッドヘッドにもたれ、ノアを股の間に座らせる。 「『つきにかえったうさぎ』」 片腕でノアを抱きしめながら本を持つ。 これからのスキンシップに少しでも慣れてもらえるように、少し胸の辺りに触れる。 ノアはすっかりお話の世界に夢中で、こちらが何をしているのか気がついていないみたいだ。 「…そうして、うさぎのアグネスは無事に月へ帰えることができましたとさ。おしまい」 本を閉じると、ノアがパチパチと手を叩いて拍手を送ってくれた。 いつもとは違う反応に、少し嬉しくなる。 「俺を褒めてくれるのかい?ノア」 「ん、あぇう、あぇう」 俺の名前を呼び、本を指す。 きっと「アベルのだから」と言いたいのだろう。 絵本をローテーブルに置き、後ろからギュッと抱きしめた。 なんとも嬉しいことだ。 「ノアが気に入ってくれたら書いたかがあるよ。」 ふふんと笑いながら、ノアの頬に吸い付いた。 「!!」 音にならない声を出して肩を竦めて驚くノア。 「次はお勉強の時間だ。俺の横に寝転んでごらん?」 ノアは素直に寝転がった。 何をするんだろう?とでもいいたげな顔をして。 「ノア?ノアの気持ちいいところはどこだったかな?」 「ん…」 ポッと顔を赤らめながらパジャマのスボンとパンツを脱いだ。 そして股を大きく広げ、膝裏に手を差し入れて持ち上げる。 淡い色のアナルもペニスも丸見えだ。 「そうだ。いい子だねノア。あとでご褒美あげようね。 今日は特別にもうひとつ気持ちよくなれるところを教えてあげよう。どこか分かるかい?」 「んーん」 「それはね、ここだよ」 服の上からキュッと乳首を摘んだ。 今はまだ快感には程遠いが、ここでもきっと気持ちよくなれるはずだ。 「今日はここで気持ちよくなる練習をしようね」 「ん、あぇう…」 「大丈夫。痛いことは何もしないよ。怖くない。 今日はノアの乳首に少しご挨拶をして終わろうね」 「ん…」 ご挨拶と言うと、パジャマをめくり胸を晒した。 どうやらご挨拶させて頂けるようだ。 真っ白い肌の上に、美しい肉粒が2つ。 右の乳首を指の背で撫でる。 乳首に触れた時の反応はほとんどないが、今はそれでいい。 「う、ゃ…んぅ」 「ノアのペニスも寂しがっているだろう。こちらもご挨拶しておこうね。ご褒美だよ?」 両方触れることで、乳首も気持ちいいところだと覚えてくれればいいんだが、なかなかそうすぐには上手くいかない。 「ほら、ノアの乳首が立ってきた。可愛いね」 指の腹で円を書くように触れたり、先端を押し潰し、紙縒りを作るように摘んだりと様々なバリエーションで乳首を愛撫した。 もちろん、ペニスを可愛がることも忘れずに。 「あ、あぁんっ!んぅ…っ!」 「今日はノアがイッたらおしまいにしようか」 「ひ、にゃ…あ、あぁっ!」 ノアは腰を上へ突き出し小刻みに震えながら、達した。 「あっという間だったね。久々だから気持ちよかったかな?」 「ふふ…ん」 もじもじと恥ずかしそうに微笑みながら、こくんと頷く。 とても可愛らしい反応だ。 「さ、これで今日のお勉強はおしまいだ。よく頑張ったね」 唇にご褒美の深いキスをする。 ノアも必死で応えてくれるのが堪らなくいい。 唇を離すと、お互いの唾液で(つや)やかになったノアの唇がとても扇情的に映った。 「ん!ちゅ!ちゅ!」 「何だい?おねだりかな?」 「ちゅ!て、ちゅて!」 「ふふふ、上手におねだりできたね。いっぱいキスしながら眠ろうか」 ━━━━━━━━━━━━━━ 手記 ○/△ 今日からノアの乳首の開発を始める。 初めは指の背でさする程度、ペニスと共に愛撫する。 初日だと言うのに、ノアの気分がのった為キスに乗じて再び乳首の開発を行った。 出だしは上々。 今日のおかげで、明日からは積極的に勉強に励んでくれるだろう。 肌だけでなく、そこに触れるとくすぐったがる程度にはなった。 色々なところに快感を散らせながら乳首を弄ることが今回の調教の鍵だろうな。 夜に限って、ノア自ら言葉を使ってコミュニケーションをとる事が増えている。 拙い言葉だが、キスしてとねだってきた。 おねだりの言葉を覚えてもらうのもいいかもしれない。

ともだちにシェアしよう!