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第12話
そこから俺たちは何度もぶつかってきた……
普段、遥たちと遊んでいる時……クラスでバカ騒ぎしている時……授業中手紙を回していた時だって……
どんだけ俺らのこと好きなの!?
そう勘違いしてしまいそうなほど、俺たちのことを見ていた……なにをしてもすぐバレる……
その度に俺はつっかかり東堂と俺の仲は最悪だった
つっかかる度に東堂の友人である清水晴也が止めに入る
逆をいえば、そいつが来るまで喧嘩は続く……
そして、俺らのせいでクラスの仲は最悪だった
クラス内では東堂派閥と俺派閥ができ、
東堂派閥は女子が、俺派閥は男子が多いそうだ
そのせいで俺らのクラスは男女で真っ二つに割れてしまった…………
クラスメイトには申し訳なく思う…………
だが!!あれはあいつが悪い!
俺はあいつが引くまでずっと対抗し続けてやる!
…………………………
そんな話をしているうちに教室についてしまった…………
はぁ……扉ってこんなに重そうだったか…?……
扉とにらめっこしていると
後ろから声が掛かる…………
「おい、お前………………」
あぁ、最悪だ………………
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