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第15話

……………………うわ、最悪だ…… ?「な、なんだよ!! こ、こいつが!しゃぶらせろって……………… お、俺悪くねぇからな!? こいつのせいだからな!?」 そういって、そいつは外へ出て言った…… お前がしゃぶれって言ったんだろ………… しかも、5万まだ貰ってねぇし………… しゃぶってやったってのに………… しかも見つかるし…………最悪っ……………… 玲「おい…………藤原…………」 朱「……………………はぁ…………」 ため息をついて、東堂の横を抜けようとする すると、グイッと腕を掴まれた…… 朱「……ってぇ!!!なんだよっ」 玲「お前………………好きなのか……」 朱「………………………………は?」 え、なに、意味わかんない あ、この行為がってこと? ってか……………… 朱「だったら?なんなわけ」 玲「やめとけ、ああいうやつは…………」 きゅっと苦しそうに眉をひそめる東堂をみる なんで苦しそうなんだ?こいつは………… 朱「なに?俺の勝手じゃんか」 玲「やってて虚しくないのか……?」 なんだよ……………… ……虚しいよ……虚しいに決まってんじゃん………… けど……そうでもしないと俺……………… 朱「俺に利用価値なんて…… …………そんくらいしかねぇだろ」 誰にも聞こえないようにそう呟く……………… 誰にも聞こえないはずなのに……………… 玲「そんなことねぇだろ…………」 朱「……っ!!お前になにがっ!」 玲「あのな……」 なにが分かる……そう言おうと思ったのに…… 俺のセリフを遮り、話し始める…… 玲「お前は俺よりも人望が厚い 俺についてくるやつは俺を見た目で見ている女ばかりだ それに対してお前は、自分の実力で味方をつけている………… それに、お前はチャラチャラした見た目のくせに頭はいいだろ? 勉強は……普段してないはずだ なのに頭がいい、ということは地頭がいいんだろう? 真面目にやれば学校1位が余裕なはずだ それに芯をしっかり持った性格をしている、責任感もある お前のことをよく思ってる奴ばかりだぞ? それに……………………………………」 朱「も、もういい!!!」 玲「だが、まだあるぞ??」 朱「いいの!黙れ!!」 俺は顔に熱が集まってくるのがわかった…… こいつ、俺のことそんなふうに……? 嫌われていると思ってた………… 俺はそんなに言ってもらえるほど良い奴じゃない…………………… というか……まだあるのかよ…………十分だよ……………… 俺は親にもクラスメイトにも嫌われていると思ってた……………… なのに…………こいつは…?…………どうしてそんなに褒めてくれるんだ………… なんなんだよ……………………

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