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第17話

な、なにを言ってるんだこいつは………… ポカーンとこいつの顔を見ていると クシャリと歪んだ東堂の顔が目に入る…… どうしてそんなに苦しそうなんだよ………… こいつは……たぶん風紀委員として、俺に同情して、俺でいいじゃないかと言ってくれているんだろう………… だが、同情で始まった関係は長く続くはずがない………… それに、知っている人と何度も体を繋げてみろ…… 縋ってしまうに決まっている………… それが……とてもいやだった………… 朱「わるいけど……俺は…………」 玲「い、1ヶ月!!!!」 朱「…………………………は?」 断ろうと思った、彼の目を見て口を開くと 東堂はくるしそうに叫んだ 玲「1ヶ月、関係を持ってみよう…… それで、お前がやめられないと言うなら諦める…… だがもし、1ヶ月チャンスをくれるなら、俺はお前にもう二度とこんなことをさせないと誓う………… 1ヶ月でいい、チャンスをくれ……」 そういうと頭を下げられた…… なんでこいつは…………ここまでして…… そこまでされると断れない…… 朱「3週間……」 玲「へ??」 朱「…………3週間だ……それまでに俺の心を変えて見せろよ……」 玲「……っ!お、おう!!!! よろしくな!!!」 そういうと東堂はニカッと眩しいほどの笑顔を俺に向ける………… 3週間……そのあいだ耐えれば…………大丈夫…… これから起こる事態とこいつへの気持ちに不安を覚えながら 俺と東堂は契約を結び始めた……

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