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第47話
ガチャ……と寝室の扉を開ける
すると見えた光景に驚く…………
玲「……なにしてんの?」
朱「帰るの……」
一生懸命、カバンに荷物を詰めている藤原
そんなに……俺の元にいるのが嫌なのか?
ツキン……と胸が痛む…………
……なんて話しかけていいのかわからず……静かに見つめていると…………支度が終わったのか、キャリーケースを閉じ俺を見つめる藤原………………
朱「お世話になりました」
ぺこりと頭を下げる藤原……
…………本当に出ていくつもり…………?
玲「…………行く宛はあるのか?」
朱「……うん…………彼氏のとこ…………いき……よ」
藤原は……静かにそう呟いた…………
最後の方がききとれなかったが…………
……彼氏の元に行くのか………………?
…………そんなこと、させるわけないだろ…………
朱「……え?ちょっと!」
俺は藤原をベッドに押し倒すと、服を脱がせ始める
いやだ……いやだいやだ!!
誰があんなやつのとこ行かせるか…………
…………お前は……俺のモノだ………………
俺の下で暴れる朱雨
その両手を片手で抑え、足の間に俺の体を滑り込ませる
彼の顎を掴むと俺の方へ向かせる…………
すると、怯えた顔をして、体をカタカタふるわせる藤原がいた……………………
ごめん、藤原……………………
けど…………これが最初で最後だから…………
………………お願い、抱かせて……………………
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