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第72話

Side朱雨 「あ…………ゃ……でちゃ………………」 「んー?らひていいよ?」 「ぅ、あ……しゃべんな……でぇ…………」 出そうだから離して…………とそう伝えたつもりなのに………………なにを考えたのか明瑠はさらに激しく頭を動かし、出せ……と言ってくる…… そんなことしたくないのに………………快楽を勝手に拾う僕の体は……あっという間に限界を迎えた 「んくぅっ……!」 「んっ……………コクッ………………」 はぁはぁ……と息を荒らげて、くたぁ……とキッチンに寄りかかっていると、俺の白濁をコクンと飲み込んだ彼 そんな姿に慌てて、口を拭いてあげるものを探そうとしていると明瑠に腕を強く引かれ、彼に抱きしめられる…… 「…………っはぁ……なに?明瑠………… っ……なんて顔してるのさ…………」 彼の顔を覗き込むと…………そこにはとても悔しそうな、泣きそうな顔をした明瑠の顔があった そんな顔をしている彼の頬をするりと優しく撫でる すると、彼はそんな俺の手に擦り寄りながら、悔しそうに話し始めた……………… 「わかってるよ………………僕が玲に叶わないことなんて………………」 「っ……そんな…違………………」 「違くない!! ………っ朱雨が求めているのは玲なの! ……僕じゃない……………… 僕は朱雨と恋人になりたいけど……………… 朱雨が僕となりたいのは……友達でしょ……」 そう言われ、俺は違う!ともそうだ!とも言えなくなってしまった……………… 無言で彼を見つめていると、そんな俺の様子にも腹が立ったのか 彼は俺を睨みながら、ソファに俺を押し倒すと 俺の上に馬乗りになった 「………………明瑠?」 「………………心が僕のものにならないなら…… 童貞は………………僕が貰う………………」 「は、なに?………………ちょ!明瑠!」 明瑠の意図が分からず、ポカーンとしていると 俺のモノを掴み、明瑠が自身の後孔に俺のモノを宛てがう……………… ズプッ………………と先端が入りそうになって…… やっと彼の意図が分かった じたばたと抵抗をしてみるものの、無駄で 彼の体重に逆らえなかったモノは、みちみちと彼の中を押し広げながら奥へ奥へと沈んでいった……………… 「………………っは……っくぅ………………」 「………………っ、明瑠………………大丈夫?」 そう聞くと、俺をキッ!と睨みつけながら 大丈夫!と叫ぶ彼……………… だが、どう見ても大丈夫じゃなくて……………… 結合部分を指で触れると、生暖かい液が指についた 「んぁ…………なに、」 「……やっぱり…………ほら、血……裂けてるよ」 「いいの!痛くても…………いいの………………」 カタカタと震え、唇を強くかんで、痛みに耐えている彼……………… どうにか痛みを逃がそうと……彼の背中を一生懸命さすった………………

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