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ご主人様とメイドちゃん2

非常に有意義な前半戦をこなし、時間もちょうど昼時となって腹が減ってきた。 「留衣、なんか昼飯作れる?」 この主従関係がまだ終わっていない事を分からせるように俺は茅野を名前で呼び続ける。 「簡単なものなら──出来ます」 優秀な茅野はきちんと空気を読んで答えた。 俺はまた押し倒して犯したくなる衝動に駆られるが、ここは抑える。 俺は茅野を促してキッチンまで連れて行く。 「冷蔵庫の中のもん、どれでも使っていいから」 一緒に冷蔵庫を覗きながら言う。 そこで茅野が少し不安げな様子を見せる。 「あの、今日、家族の方は……?」 『心配すんな夜まで帰ってこねえよ』……と、喉まで出かけて考え直す。 「さあな。うちの親、神出鬼没だからなぁ。俺にもわかんねえ」 「……っ」 茅野の血の気が引く。 ここで万一、素に戻りでもしたらお仕置きプレイに変更だ。 どうするか意地悪く見守っていると、茅野はさっと冷蔵庫を見回して口早に言った。 「オムライスなら出来そうなので、すぐ作ります」 そして急いで材料を取り出している。 (はい。茅野くん、ドM確定ー) 性根が真面目なせいもあるだろうが、この状況でメイドに徹するなど俺には真似できない。 ここまで茅野にM気質があったとは俺も今まで気が付かなかった。 「なあ、なんか俺がやることある?」 「特に……ないです。向こうで休んでいてもいいですよ」 遠回しに邪魔だからあっちいけと言っているんだろう。 「じゃあ俺、ここで見てるわ」 意地悪く笑ってやった。 茅野は不満そうな顔ではあるが文句は言わない。 茅野は話しながらも忙しそうに手を動かしている。 手際よく玉ねぎをみじん切りにすると卵をボウルに割り入れて、溶きほぐす。 その、ボウルを抱えるメイド服姿が様になりすぎている。 甘いお菓子でも作ってるみたいだ。 そんな茅野を無遠慮にじろじろと眺める。 (大体メイド服着てキッチンで料理しているその姿自体がもう、襲ってくれと言っているようなもんだよな) 自分に都合の良い解釈を頭でしながら茅野の背後に回る。 そしてフライパンを使おうとしている茅野を背後から抱きすくめた。 「恭司様っ!?」 驚いた茅野が声を上げるが、構わずに首筋にキスをする。 「恭司様、こ、ここではちょっと……」 茅野としてはいつ誰が帰ってくるのか分からない、こんな場所から早く立ち去りたいはずだ。 エロい事を始めるなんて、もってのほかなんだろう。 そんな茅野の焦りをよそに、両腕で動きを封じて首筋から耳まで舐め上げる。 「……あ、んっ……恭司様っ。り、料理が出来ません……」 「料理より留衣の方が美味そう」 ド定番の台詞で茅野を煽る。 そして茅野の首を後ろに反らせて、絡みつくようにキスをする。 スカートにも手を伸ばし、その中に手を差し込む。 下着を着けさせていないので、当然ダイレクトに茅野のものに手が触れる。 「は……あ、あっ、だ……め」 「駄目?言うだけ無駄だって言っただろ」 抵抗しようとする茅野に止める意思のないことを伝え、その手をゆっくりと這わせる。 服の上から胸をまさぐり、下半身と同時に攻めると茅野の吐く息が熱くなる。 「んんっ、はぁっ、恭司様っ……誰か……来たら……」 「あ?まあ、こんなとこ親に見られたら、マズイだろうなー」 「や……あっ……あっ、んんっ、恭司様っ」 茅野が激しく反応する。 見られるかもしれないという怖れと快感がないまぜになっているんだろう。 「留衣、こんな状況なのに感じちゃってんの?」 「あっ……ん……は、はい……感じてます……ごめんな、さい……」 罪悪感を感じたように、小さな声で許しを乞う。 何も自分から、さらに煽らなくてもいいだろうに。 ちょっと手を出すだけのつもりが止められなくなる。 「じゃあ、このままここでする?」 「え?な……に?」 俺はそこに出してあったオリーブオイルを取って手に塗りつけると、茅野の後ろに指を入れた。 「はっ……あ、あん……き、恭司、様ぁ」 二本の指を飲み込んで、茅野の腰がガクガクと震える。 立っていられなくなりそうな茅野をシンクに寄り掛からせ、前から抱いて腰を支える。 「留衣の中、すげえ締め付けてくる。慣らしてるんだから、もっと力ぬけよ」 「で……でも……あ、はっ……ど、やって……」 「ほら、キスしてやるから」 そう言って茅野に口づける。 茅野も俺の首に腕を回して甘えるようにそれに応えた。 「は……ぅ……んっ、ん……っ」 キスが深くなると共に茅野の吐息も甘くなり、締め付ける指の感触も熟れたように、熱く纏わり付く滑らかさに変わる。 茅野が気付いていたかどうか分からないが、俺はエプロンのポケットの中に入れておいたゴムを取り出す。 さすがにここに撒き散らかすのもどうかと思うので、茅野にもそれを着けてやった。 中の指での刺激とキスとで茅野の様子もトロトロに蕩け切ったようになっている。 俺は茅野の入り口に自分自身の先を押しあてた状態で、あえて尋ねた。 「今から部屋に戻る?このままする?」 意地悪な質問に茅野は身体を震わせた。 「あ……も、我慢できな……して、下さ……っ」 「誰か来てもいいの?」 「いい……です……っ。もう……挿れて、下さい……ごめんなさい」 茅野は堪り兼ねたように喘ぎながら謝る。 謝らなくてはいけないような背徳感に酔いしれたような声だ。 こんな風に乱れた茅野を見せられると、こいつの本質はどうもこっちにあるような気がしてならない。 いつもは理性でよほど自分を縛っているんじゃないか。そんな考えが頭をよぎった。 だが茅野の片足を持ち上げて中に分け入ると、俺自身そんな事を考えている余裕が無くなる。 「あっ、く、う……は……んぅ……」 声を抑えつつも、抑えきれずに茅野の口から嬌声が漏れる。 茅野の弱いところを狙いながら、俺も快感が急速に増していく。 「今日の留衣、いつもより感じてるんじゃね?キュウキュウ締め付けて来てんよ」 「は……い……っ、気持ち良い……です」 「これじゃ、俺も、保たねえっつーの」 「んぅ……ん、んっ恭司様……っ、俺も……熱い……っ」 「あ……はっ……も、無理。イク、留衣っ」 「は、あっ……んんぅ……っ、恭司様……ぁ」 そしてそのまま数回腰を突き上げるように動かすとお互いに限界となり、茅野が俺に強くしがみついてイった後、程なくして俺も果てた。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ とりあえず、食事の用意は一旦中断してシャワーを浴びる。 その後、両親が夜まで帰らないことを茅野に教えてやった。 「恭司様、酷いです……」 茅野は涙を溜めた目で俺を見たが、そう言っただけだった。 普段ならグーパンの一つも喰らっているところだ。 健気に約束を果たす茅野がいじらしい。 が、同時に疑問も抱く。 プライドの高い茅野が本当に自分の意思を曲げてまで、こんなことをするだろうか。 一体どこまで俺の言うことに従うのか、確かめたい気持ちが湧いてくるのを否めない。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 茅野が作ったオムライスは旨かった。 少なくとも俺がやるより全然マシだ。 食後にリビングで一息ついて部屋に戻る。 キッチンでいちゃついたせいで、そろそろ3時になろうという時間になっていた。 ローテーブルの前にあぐらをかいて座ると、茅野が少し迷ったそぶりをする。 どう振る舞うのが正しいのか分からないようだ。 「留衣はここ」 俺は隣の床を叩いて茅野を呼び寄せる。 スカートの中を気にしてか茅野は横座りで並んだ。 「どーしよっか?」 頬杖をついて茅野を見る。 茅野がこちらをちらっと見て顔を逸らした。 なぜか少し顔が赤い。 (しっかし茅野、女装しても違和感ねえなー。女っぽいわけじゃねえのに可愛いの似合うんだよなぁ。線が細えからか?) 俺は大して気にも止めず不躾にそんな茅野を眺めていた。 茅野が何も言わないので続けて聞く。 「撮り溜めたDVDでも観る?お笑い。けっこーあるぜ」 「あの……恭司様」 茅野が何か言いにくそうに、おずおずと口を開く。 「テスト期間……俺、ずっと恭司様に触りたいって、思って……ました」 「んなの、俺だってそうだよ。お前だろ、触んなって言ったの」 (まあ、だから今こうしてツケを払うことになってんだけどな) 「そう……ですよね。でも、だから……あの」 「なにが言いたいんだよ」 茅野は煮え切らない態度ではっきりしない。 だが良く見てみるとスカートの裾を握って所在無さげにモジモジしている。 おまけに赤い顔。なるほど、言いたいことはわかった。 「なにお前、もっと苛めて欲しいの?」 俺はからかうように、笑って言った。 顔を逸らすかと思った茅野が俺を見つめた。 瞳を潤ませ薄く開いた唇が躊躇う様子は、言葉よりもはっきりと誘っている。 だが俺は茅野の言葉を待った。 「苛めて……欲しいです」 茅野はあえて苛めて欲しいと告げた。 この状況でなければ決して口にしないだろう。 さっき浮かんだ疑問の答えが出たと思った。 俺に強要された主従関係、絶対服従で容認されない拒絶。 その中で快楽に溺れてしまえば、底知れない陶酔が待っているだろう。 自分たちが作り出した非日常の中で許される遊戯(あそび)。 茅野は俺以上にそれを楽しんでいた。 時間が来たらこいつはきっと、何事も無かったかのように日常に戻って、いつも通りの顔になるつもりだろう。 茅野自身でも気付いていないかもしれない。 それは危険な魔性の魅力だ。 従えたつもりで、こちらが囚われているような感覚に陥る。 でも茅野だったら構わない。 どんな茅野だって、見てみたい──。 「じゃあ苛めてやるからこっち来いよ」 茅野を立たせてベッドに引っ張っていく。 とは言え、苛めるための道具などは特に用意していない。 さすがにこんなシチュエーションを想定していなかったからだ。 俺は少し考えて茅野に言った。 「留衣、おまえ縛られたい?」 苛めるという単語から、安直過ぎるがそんな設定しか思い浮かばなかった。 「恭司様がそうしたいなら」 茅野はあくまで従順な態度を崩さない。 「……なら面白そうだから縛ってみよっか」 俺は部屋を出てタオルと荷造り用のビニール紐を取ってくる。 跡が付かないように茅野の手首にタオルを巻いてから紐で一つに括る。 それから茅野に両手を頭の上に上げさせてヘッドボードに縛り付けた。 「どっか痛いとこねえ?」 「はい。大丈夫です」 そして完全に両手の自由が利かなくなった茅野がベッドに横たわっている。 「うわ、なんかすっげえエロい」 少しめくれたミニスカートから覗く白いナマ足が妙に艶かしく見える。 「お前いま、自分がどんな格好してるか分かってる?」 「……はい」 「抵抗したくても出来なくて、俺に好きにされちまうんだよ」 「……はい」 吐息まじりの返事は、まだどこも触っていないというのに、熱く震えている。 茅野の足元に座って、むき出しの足首を撫でる。 「は……ぅ……」 「留衣はホント、どこ触っても感じるよな。いやらしくて可愛い」 「恭司様だから、です……」 「その答えも満点」 俺は茅野の左の足を持ち上げて、そのふくらはぎを舐めた。 スカートはさらにめくれ上がり、その中まで露わになっている。 とうぜん茅野も気付いているが、拘束された両手は押さえることも出来ず、羞恥の声を上げる。 それから片膝を立てさせて、ゆっくりと太ももにも舌を這わせて、時折その滑らかな肉に歯を立て、わざと音を出し、しゃぶる。 ももの付け根の際どいところを丹念に舐めて、焦らす。 茅野の体温が上がり、その先の刺激を欲しそうに甘い声を漏らしている。 「舐めて、欲しい?」 充分に勃ち上がって主張している茅野の先端に軽く唇を触れそう尋いた。 「っはぁ……っ、あ、……はい」 茅野が身悶えて声を震わせる。 「どこを?」 「……っあ、あの……」 俺の言葉に茅野は一瞬、言葉を詰まらせた。 「ハイ時間切れ」 「恭司様……っ」 茅野が切なそうに懇願の声を上げるが応えない。 そして俺は、あえて中心の部分には手を触れずに、右足の付け根にキスをする。 それから同じように今度はももからふくらはぎまでを、ねっとりとした舌遣いで舐めていく。 茅野は身体をよじりながら俺の名前を呼ぶ。 両手が使えないのが、かなりもどかしいのか脚を俺に()り寄せてくる。 ゆっくりと両足を堪能した俺は体を重ねて茅野の顔を覗き込んだ。 茅野は頬を紅潮させ、潤んだ横目で俺を見る。 直接的な快感を与えていないので、相当焦れている様子が見て取れる。 薄く開かれた唇から物欲しげに赤い舌が覗いている。 何が欲しいのか分かってはいるが、俺は茅野の額に掛かった髪を梳き上げて、そこに軽いキスをするだけに留めた。 そして襟元に手を伸ばしボタンを外し、胸を露わにする。 外気に触れたからか、それともそれより前からなのか、やはり触れていない乳首も硬くなり尖っていた。 「恭司様……ぁ」 焦らされすぎて、見られていることにすら感じるのか、茅野が掠れた声でねだるように俺を呼ぶ。 俺は茅野の頬を手のひらで包むように撫でた。 甘えた猫のようにすり寄ってくる茅野の口に親指を含ませる。 茅野は当然のようにそれを舌を絡めてしゃぶった。 俺は親指を差し込んだままその唇に口づけ、舌で侵入する。 「あ……は、ぁ……ふ、っ」 舌と指で口内を侵される茅野は苦しそうに声を上げているが、決して顔は逸らさない。 それどころか自分から舌を献上するように差し出してくる。 顔を離すと溢れた唾液が糸を引いて垂れた。 「やらしいな。お前、もう早く欲しくて堪んないって顔、してる」 「恭司様、俺……」 「望み通り、たくさん弄ってやるよ」 「……っ」 茅野は恥じらいと期待に満ちた表情で目を伏せる。 ローションを自分の手と茅野の後ろに塗り付けて指をあてがう。 「自分で分かる?すげえヒクヒクしてるの。待ち切れないんだろ、ココ」 言いながら人指し指と中指をゆっくりと差し込んでいく。 「あ、あ、あぁっ……」 相変わらず熱い茅野の中は俺の指を自ら飲み込むように伸縮した。 「お前ホントに、やらしい、な」 俺は差し込まれながらも主導権を握ろうとする貪欲な茅野の中で、強引に指を動かす。 「はっ、ああ……っ、ん、ん……っ」 大きく足を広げさせている茅野の身体がピクピクと痙攣に近い動きをした。 「こっちも欲しそうだな」 自らの蜜で、もうぐっしょりと湿っている芯の先端を親指で撫でる。 「あ、だ、だめ……ですっ、両方……は……っ」 「まただめって言った」 「っ、ご、ごめんなさ……」 「許さねえよ」 お仕置きに差し込んだ指と扱く動作を激しくし、茅野をそのまま(なぶ)り続ける。 快感に耐える代わりに茅野の見開かれた瞳から涙が溢れている。 茅野の声はすでに甘く掠れて止むことがない。 「このまま指でイク?」 俺はピンポイントで茅野の快い所を抉りながら笑ってみせる。 すぐにでもイキそうな茅野は、それでも首を振って切なそうに俺を見る。 「いや……ぁ、恭司様のが、欲しい、です……」 「ずいぶん素直に言えたじゃん。じゃあ、ご褒美に挿れてやるよ」 俺は着ていた服を脱ぎ捨てて、茅野の足を抱え上げた。 茅野の身体から震えが伝わってくる。 一気に突き上げることはせずにゆっくり、ゆっくりと、やはり焦らすように腰を進めた。 「う……ん、あぁっ……恭司様ぁ……は、いって、く、る……んっ」 「そんな格好して俺に犯されて感じてるなんて女みたいだな、留衣」 「あ、はぁっ……、恭司様になら、どうされても……いいで、すっ……」 可愛いことを言う茅野に俺がイキそうになりながらも、ゆるゆると茅野の中で動く。 俺の緩慢な動作に堪え兼ねたのか茅野が自分から腰を使う。無意識のようだ。 「もっと激しいのがいい?」 茅野に覆い被さりながら耳元で囁く。 「はぁ……んっ、は、い……もっと、もっとして、下さい……」 その言葉に応えて俺は強く抉るように腰を動かす。 喘ぐ茅野の口をキスで塞ぎ舌も絡め取る。 茅野はそのキスに、焦がれていたものをようやく与えられたかのように甘く激しく応じた。 俺は唇を離してもう一度、茅野の耳に囁いた。 「お前は、誰の?」 それを聞いた茅野はうっとりとした表情で答える。 「俺は……恭司様のです……」 再び口づけを交わしながら、俺は楔を穿(うが)つように茅野に腰を打ち付ける。 茅野が喉の奥で嬌声を上げ白い飛沫を飛ばし、身体の中で引き絞ぼるように俺を締め付ける。 そして俺も茅野の中に熱い精を放った。

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