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凌辱
一颯の悲鳴に雨宮は苛立ち、一颯の口を掌で塞いだ。
「ぅぐ!」
「なぜ弟を呼ぶんだ。君だって男が好きなんだろう。君は変わった。ここ数か月、君を見ていたんだ」
「……んんぅう!」
雨宮の指が一颯のアナルにねじ込まれた。異物感に一颯の体が硬直する。
「君だって男が好きなんだろう」
「ん! ふぐぅ……んぅう!!」
雨宮の指はすぐに一颯の前立腺を見つけた。ねちっこくソコを責める。
たまらず一颯は身をくねらせた。
それを見て雨宮は鬱蒼と笑う。執拗に一颯のイイところを責めながら。
「……ほら。僕でもいいみたいだ」
───違う! 違う違う。駿助っ!!
しばらくアナルを愛撫された後、ゆっくりとアナルから指を抜かれた。肉壁を引かれるおぞましい感触に一颯はゾクゾクと仰け反った。
カチャカチャとベルトを外し、雨宮が熱く滾った男根を解放した。まだ少し固い一颯の蕾に宛がう。
「うう───ッ!!」
「はぁ……キツい……ッ」
雨宮の男根がめりめりと引き裂くように一颯の後孔を侵略していく。一颯の見開いた瞳からぼろぼろと涙が零れた。
「はぁ……」
雨宮は半分埋めたところで動きを止め、萎えてしまった一颯のペニスを手で愛撫した。
「あ……あ、あ……やぁあ……」
解放された一颯の唇から弱々しい声が漏れる。男の愛撫に感じ始めていた。
痛みから逃れるように一颯の肉体は快楽を拾い始める。
「いや……あ! あ!……ひぃいッ!」
雨宮はゆるゆると動かしていた腰をバツンッと突き上げ、一颯の最奥まで鋭く貫いた。
「いいよ……すごく……」
「いや……やめて……あぁあ……は、あ!駿助……駿助ぇ……あぁあ」
「弟を呼んでも無駄だ」
雨宮は不機嫌な声で言ったが、何かに気付いたように微笑した。
「ああ。弟君がこんな一颯君を見たらどう思うかな。もう君なんて抱けなくなるんじゃないか」
「あ、なにを……」
「自分以外の男に抱かれて感じまくっている君を、弟はどう思うかな」
一颯は硬直した。駿助は独占欲が強い。他の男に抱かれた一颯を嫌悪するかもしれない。
雨宮は笑ってスマホを手にして写真を撮りはじめた。
「ひ! やめて!」
「……いやらしい子だ。こんなに濡らして……」
男に貫かれて、一颯はペニスからだらだらと汁を漏らしている。
レイプされているようには見えないだろう。
「いやぁあ……ひどい……あなたが、こんな人だったなんて……」
一颯は啜り泣きながら言った。雨宮は一颯の目尻に口付け、暗い瞳で見つめながら囁いた。
「……僕はずっとこうだった。上手く隠していただけだ。それを……君が僕を誘ったんだ」
「ちが……あぁあッ!」
雨宮はスマホをローテーブルに置いて、一颯のすらりとした脚を抱え上げて、本格的に犯しはじめた。
「あっあっ……う、ひぃあ!……あぁあ……ッ!」
一颯は泣きながら、雨宮に抱かれ続けた。
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