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自慰
鉄平は志狼に抱きかかえられて、風呂場から出た。
何度もキスをし、志狼に身体中を愛撫され、のぼせてしまったのだ。
布団の上に鉄平の体をそっと下ろして、志狼は冷蔵庫からミネラルウォーターを出してきた。口移しで鉄平に水を飲ませる。
「……んっ……ん」
可愛いやきもちを妬いた子猫が愛しくて仕方ない。
優しくキスをして、名残惜しげ唇を離した。
鉄平がぼんやりと志狼を見上げた。
「お、お仕置きって、何するの?」
あどけなく聞いてきた鉄平に、志狼の胸が疼いた。
実はとっくにお仕置きする気など失せているのだが、少し不安げに自分を見つめる鉄平にイタズラ心が芽生えた。
「そうだな……」
熱い瞳で見つめられ、鉄平が息を呑んだ。
志狼は鉄平の膝に手をかけて、大きく脚を開かせた。
「やっ!?」
鉄平が両手で股間を隠す。
「そうだ。そのまま……」
鉄平の小さな手に自分の手を重ね
「自分でしごいて、気持ちよくしてみろ」
甘く命令した。
「やだっ……で、きないよ」
「できるさ。ほら」
志狼は大きな手で導いてやる。
「やぁっ!」
「こうして擦ってみろ。こっちの手で玉を揉むんだ」
「あ……」
志狼はどうあっても鉄平にオナニーさせる気だ。
鉄平は諦めたように目を閉じて、ゆるゆると手を動かした。
「ん、あっ……う」
鉄平はぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてて、オナニーをする。
志狼の見ている前で。
───恥ずかしい。恥ずかしい。
でも、止められない。すでに鉄平のペニスは硬く勃ちあがっていた。
「気持ちいいか? タマ」
エロすぎだろ……と、志狼は心の中で独り言ちた。
恥ずかしがりながら、必死に可愛らしいペニスをしごく鉄平はいやらしかった。
「やだ……見ないでよ……やめて、しろぉ」
ふるふると首を振って、それでも手は休まず動き続ける。
「分かった」
「ひぁっ!?」
志狼は鉄平の膝裏を持ち、ぐっと倒した。
アナルが見えるように、ひっくり返して、ベロリと舐めた。
「あっ! いやぁ!」
「ほら。見ないでやるから、ちんこは自分で弄ってろ」
そう言って、ヌルヌルと窄まりに舌を這わせた。
確かに自慰行為を視姦されずにすむが、これでは……
「や、や! しろう……はぁあ!」
「後ろは俺が気持ちよくしてやる。前は自分で気持ちよくしろ」
「うう……」
鉄平はキツく目を閉じて、羞恥に震えながらも、またペニスに手を伸ばしてしごき始めた。
「や、あぁあ!……はっ、はっ…んん!」
───オナニーしながら……しろうにお尻の穴、舐められてる。
あまりにもいやらしい行為に、鉄平の心臓はバクバクと早鐘を打つ。
じゅっ……びちゃびちゃ……と、卑猥な音をたてて、志狼が鉄平の桃色のアナルに吸い付く。
「はぁっ、は!……あ、あ、あぁあ」
恥ずかしいけど、気持ちがいい。
鉄平は我を忘れて、夢中で自慰行為に耽った。
「あっあっ、も、いっちゃう……!」
志狼はグリッと、舌をアナルに捻じ込んだ。
「あッッ!! ───は、あぁあっ!!」
その瞬間、ビクビクと華奢な体を痙攣させて、鉄平は自分の腹の上に射精した。
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