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獣の体位
「はぁっ、はぁっ……あ!?」
荒い呼吸を繰り返す鉄平は、イッたばかりの震える体を伏せにひっくり返された。
首根っこを押さえつけられ、尻を高く上げられる。
「はぁ……あぅう……し、ろぉ」
鉄平が自分の前で自慰行為でイッたことに、志狼は興奮しきっていた。
獣のようにベロベロと、志狼を受け入れる鉄平の雌の孔にむしゃぶりついた。
「あっ! あぁあ!……ちょ……まって、はぁあ! やぁ…や! や……」
荒々しい志狼の責めに鉄平は悲鳴のような喘ぎ声をあげて、体を震わせた。
じゅるじゅると卑猥すぎる音が響く。
がっちりと押さえ込まれ、尻を貪られて、鉄平は啜り泣いた。
「うっ……う、あぁ……やだぁあ……ひっく」
「はぁ……タマ……」
「あっ! 嫌ぁ……やぁ、しろぉ……やだ…やだ! 待って……おねが……ひぃ」
ゴツゴツした指をアナルに埋められて、鉄平はゾクゾクと腰を揺らした。
ぐるりと回され、性急に二本めの指を入れられた。
「あ! ひぃ! やだぁあ……あっ、あっ、あ───ッ!!」
二本の指を差し入れて、くぱぁ……と、鉄平のアナルを開いた
「ひ、いぃあ、ぅあ!」
「……やらしい色だな。」
「やめ……やめてッ! やめて…やだやだ……見ないでぇ!」
鉄平は泣きじゃくって、志狼に哀願する。
「お、お願ぃ……ひっく……見、ないでぇ……あぁ、いや……これ以上はいやぁ、やだ、嫌ぁ!」
鉄平の泣き声にも、鳴き声にも、志狼は興奮する。
指を増やし、グポグポと後孔を犯して、伸びきったアナルの襞を舐めまわした。
「あ、あぁあぁあ……もぉ、いや……しろう! しろう、やめてぇ……ゆるして!」
なす術もなく、鉄平は泣いて、鳴き続けた。
ゆっくりと志狼の指と舌が離れ、鉄平のアナルを解放した。
延々と舐めしゃぶられて、鉄平のアナルはふやけたようになってしまい、ピクピクとヒクついていた。
「は……は……ぅあ、は……」
鉄平は力尽きたように布団の上でぐったりとしていた。
「タマ……」
志狼が低く、情欲に掠れた声で呼ぶ。
その声に鉄平はゾクリと背を震わせた。
志狼は力強い手で鉄平の細い腰を掴み、尻を高く上げさせた。
「……あっ!」
恐ろしい程に熱く、硬い志狼の雄が鉄平の熟れた雌の孔に触れた。
「あ……待っ……!!」
志狼は一気に蕾を貫いた。
「───ひぃ、あ、ぁああッッ!!」
鉄平の華奢な体がガクガクと痙攣する。
その締め付けに、志狼が獣の唸り声をあげた。
「ああっ! あぁああ……!」
パンッパンッと、肉と肉がぶつかり合う淫靡な音を響かせながら、志狼は激しく腰を振って鉄平を責めた。
引き抜く度に、鉄平のアナルがめくれ、卑猥な肉の色が見える。
その色が志狼の中の獣性を煽りまくった。
何度も貫いて、体ごと鉄平を揺さぶった。
「あぁあっ! あう!……う、うぅう! や、はっあ……ひ、いぃい!」
壊れてしまうのではないかと思う程、激しく抱かれているのに、鉄平のペニスは萎えるどころか、再び硬く勃ち上がる。
志狼の強すぎる雄のフェロモンに支配され、鉄平は狂うほどに感じていた。
もっと、めちゃくちゃにして欲しいとさえ思った。
「あ! ぅあ、あ、あぁあ!……し、ろう、あっ……しろぉ…あぁああ」
志狼が鉄平の片脚を抱え上げ、更に抉るように腰を使った。
「うあぁあ!……はぁあ、あ! あ! ひっんん!」
グプグプといかがわしい音を立て抜き差しをされ、鉄平のアナルは健気に剛直を締め付ける。
「……っ!……タマ……!」
志狼は鉄平の腰を抱き起こした。
志狼の逞しい胸と、鉄平の華奢な背がぴったりと添うように、膝立ちになって交わり合う。
「あぁ、ああ……し、ろう」
鉄平の華奢な体が持ち上がる程に、大きく揺さぶられる。
感じすぎて不安になり、鉄平は細い腕を上げて、志狼の首に手を絡め、必死にしがみついた。
「ああ……タマ」
志狼が逞しい腕で、鉄平の華奢な体を強く抱いた。
「はぁ!……あ、あ、ふぅ…あっ……んんっ!」
汗で濡れた肌をぴったりと密着させ、二人同時に揺れ、交わる。
志狼は一度、男根を抜いて、鉄平を仰向けに転がした。
「あ……んん」
唇を貪り、脚を開かせる。
熱い雄の高まりは、すぐに鉄平の中へ戻った。
「ふ、ぁああッ!」
大きな手で鉄平の頭を抱え、噛み付くようにキスをする。
腰の動きは徐々に早く、更に激しくなっていく。
「ぅあ! あっ、あっ、あっは! し…ろぉ……あぁ! んんぅう!……ひぃ、あ!」
バツンバツンッと、激しい肉の音を立て、絶頂を目指す。
鉄平は志狼の逞しい肉体の下で、しなやかに身をくねらせ、甘く鳴いた。
つい一週間前までは、男どころか女すら知らない無垢だった体は、従順に志狼の雄を受け入れ、淫らに乱れた。
まっさらだった鉄平は志狼によって、体の奥まで快楽を叩き込まれたのだ。
自分の手で開花させた淫らな子猫が、可愛くて、愛しくてたまらない。
「あ、あぁあ、あ! しろう……しろ……いっちゃう、よぉ……あ、はぁ!」
「いいぞ……俺もイク……タマ、タマ」
「───ひぃあ! あああっ……!」
志狼は鉄平をキツく抱きしめ、その最奥に熱い白濁を吐き出した。
「鉄平……ッ!」
「───ぁあッッ!!」
強く強く抱きしめられ、熱い声で名を呼ばれて、鉄平も絶頂の証を吐き出した。
「は……ハァ、ハァ……し、ろ……」
鉄平は志狼の逞しい腕に抱きしめられたまま、落ちるように意識を失った。
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