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8 偶然
そんな話をしていると藤木コーポについた。
「じゃあ、とりあえず荷物おいてからお前の部屋行っていい?何階の何号室?」
階段を上がりながら聞かれる。
「ってかどこまでついてくるんだ?ここ俺の部屋なんだけど?コンチの部屋は?」
亮太の部屋は二階の角部屋らしい。つまり俺の部屋の隣だ。今日は驚くことが多い。
「俺の部屋さ、ここなんだよね」
「え?隣?は?…偶然にしては出来過ぎでしょ………。マジで?」
「うん、びっくりだよなー」
「何??仕組んだ?ドッキリ??」
「偶然偶然」
「いつから?いつから住んでんの?」
「半年くらいかなー。一応挨拶に行ったんだけど出なかったから」
「あー…俺昼間基本寝てるか仕事してるから…。そっか、それでか~」
「偶然って侮れないなー」
「とりあえず!いったんここで解散!荷物おいたらそっち行くからメシよろしく~」
「おう!わかった、すぐ来いよ~」
鍵を開けそれぞれの部屋に戻る
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