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狐面をつけたままの九に縁側で下半身を抉じ開けられた意地悪お兄さん。
いつもと勝手の違う交わりに、ただただ甘い悲鳴を。
「は……ッぁ……あっ、あっ……」
九の人間男根で尻穴をぐちゅぐちゅ何度も奥まで貫かれ、ぐりぐり小突かれて、前も後ろも同時にぴくぴく感じまくってしまいます。
「僕が来なければ狸共にもこうして足を開いたのかな、君は」
狐面の向こうでくぐもった声、これではどんな声をしているのかはっきりわかりません。
足を限界まで開かされて執拗に揺さぶられていた意地悪お兄さんは霞む眼で頭上を見上げます。
「どんな……面してんだよ、九?」
「君如きに見せないよ」
「あっっ!」
いとも容易く意地悪お兄さんを抱き上げた九、えっちな駅弁体位で縁側から奥の間へ意地悪お兄さんを軽々と運び、畳の上に、どさり。
「んぁっ……んっぅっ……あっ……んっんっ」
今まで出したこともないような甘い声をついつい上げてしまい、顔どころか、しどけなく乱れた着物の下で全身まっかになっていく意地悪お兄さんに、狐面の下で、九はコンコン笑います。
「今宵は随分と感じやすいね」
「ぅぁ……そこばっか……突くなッ!」
「悦んでいるくせに」
意地悪お兄さんの我慢汁だらだらな卑猥男根に白い長指がぬるりと絡みつきました。
勃起肉棒を上下に上下に擦ります。
美しい指が愚息に絡む様に、淫らな上下運動に、意地悪お兄さんはビクリビクリ。
亀頭割れ目にさらにとぷとぷ滲む透明お汁。
親指の腹で尿道口を絶妙な力加減でぷちゅぷちゅ掻き混ぜられると、色っぽく胸まで反らして、女の人のように喘ぎます。
「こんなにたくさん濡れて、硬くして、そろそろかな」
いいよ、たっぷり射精してごらん?
九にそう言われた途端、体どころか心まで快楽に蕩けた意地悪お兄さんは。
尻穴の奥底をぬるぬる突かれながら男根を巧みな強弱つきでしごかれて、成す術もなく、達してしまいました。
九のつけていた狐面や白単衣に意地悪お兄さんの白濁お汁がピッ、ピッ、ピッ。
畳の上でやたら腹を波打たせ、夜気に曝された内腿をぞくりと粟立たせ、肉欲飛沫を垂れ流す意地悪お兄さん。
すると、九のつけていた狐面がさも愉快そうに笑ったではありませんか!
「よくできた、いい子だね」
美しい長指で汗ばむ頬を撫でられて意地悪お兄さんは恋する乙女のようにときめいてしまいます。
「さて、じゃあ次は僕の番だね」
めきめきめきめきぃッ
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