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「ギシャァァァァッッ!」
「あ、とと様、おっきくなっちゃったでちゅ」
「天井に頭をぶつけなければいいが」
「きゅるる」
「ふああっあっあっああああっあああああっっ」
化けもん狐の姿で九に挿し貫かれた意地悪お兄さん。
妖怪獰猛男根で肉穴を容赦なくガチ突きガン掘りされて全身発熱、縛られた男根はぱんっぱんに膨れ上がり、それでも射精できずに……苦悶するばかり。
九はふさふさした長い毛を波打たせ、意地悪お兄さんのふんどし尻目掛け、豪快に何度も腰を振り下ろします。
びっきんびっきん力強く脈動して青筋を立てた獰猛男根がヒクヒク肉穴をこれでもかと抉じ開けて。
腹の底を荒々しく突き突き貫いてきます。
布団を掻き集めるように握りしめた意地悪お兄さんの甘い絶叫が座敷には尽きません。
鬱血した直立男根はふんどしを卑猥に盛り上げ、そのかたちをくっきり浮かび上がらせています。
「あっここのっあっああっああっあぐううううッッ!!!!」
意地悪お兄さんの腹底で弾けた妖怪獰猛男根。
怒涛の中出し、大量種付け、一瞬にして濃厚種汁で泡立ったキツイキツイ肉奥。
声にならない絶叫を上げた意地悪お兄さんは瀕死の動物さながらに布団上で痙攣しました。
よだれがみずたまりをつくっています。
涙がちょちょぎれています。
「……はぁ……」
いつの間にやら人間の姿になった九。
自分の種汁でブクブクしている、悩ましげにめくれ上がった肉穴を見下ろして、ご満悦。
「狐拳なんて遊び、また今度誰かとしたら、その時は……食べちゃうよ?」
失神寸前の意地悪お兄さんにぴったり覆いかぶさると、限界間際の股間へ手を伸ばして。
愛しい人間男根を傷つけないよう、爪先で布紐を断ち、そして。
「アッ!?あッ!あッ!ぁッ!ぁぁァぁァぁッ!!」
ふんどし越しに男根をしごかれて意地悪お兄さん……絶叫射精に達しました。
面白いくらいにどぷどぷ溢れる白濁とろとろ泡。
「あ…………っう!!ふあッ!ふぅあぁぁあッ!」
「よしよし、いい子だね、よく我慢したね」
「あ……ッ!え!?おま、ぇ、面を……ッ?」
「もっと出してごらん」
ふんどしの中に潜り込んできた白い手。
ちょくでシコシコヌルヌルされて、面をつけていない九を見る余地もなしに、意地悪お兄さんは。
「ぁっああっらめっらめえっでちゃっでちゃっでちゃぁあぁぁあぁっっ……!!!!」
絶頂お漏らしに。
男根をしごく九の手つきに合わせておしっこをぷしぷし、しゃーしゃー、お漏らし。
放尿と同時により締まった肉穴奥に達したばかりの男根をしぶとく擦りつけながら、九は、失禁男根を延々とグチュグチュしごきます。
「あっうそっうそっあっとまんなっとまんなぃっおしっこもっ精液もっぜんぶでちゃっっうぇぇっっぐすっぐすんっうぇぇぇぇっ」
「よしよし」
「……お漏らし、した、でしゅね」
「……お漏らし、したな、あれは」
茜色の太陽が惜しみなく夕日を山に注ぐ刻。
九九は物干し竿に引っ掛けた布団を布団叩きで元気いっぱいに叩いています。
優男お兄さんは手酌でのんびり美酒を嗜んでいます、昼から途切れることなく、ずーーーっと、とんだ酒豪お兄さんです。
九は夕桜を見上げていました。
腕の中には腰が抜けてしまった意地悪お兄さん。
仏頂面で狐面を睨んでいます。
「お前、さっきなんか恐ろしいこと言ってなかったか? 俺を食うとか何とか」
優男お兄さんのおうちで色々と粗相してしまったことに自尊心が傷つき、まぁまぁ腹が立っていた意地悪お兄さんですが。
「いい桜だね」
花びら含む夕風に雪色の長い髪を優雅に舞わせて桜の元に佇む九、その美しさについつい見惚れて。
「つまんねー桜だな」
頬の紅潮を西日で誤魔化して減らず口を叩くのでした。
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