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「あ゛、あ゛、あ゛……ッはーーーッ、はーーーッ……あああ゛あ゛ッッ、ッッ!!!!」
ごろんと引っ繰り返されたかと思えば妖怪獰猛男根、突撃開始。
ヒクヒクと悶絶する尻穴に荒ぶる凶器肉棒がズコズコ、ヌコヌコ、ズボズボ、凄まじい速度で出入りします。
お布団に爪を立て、ぎりぎり歯軋りし、仮膣最奥を猛連打する過激律動に耐える意地悪お兄さん。
結合部が一発で泡立つくらいの絶頂種付けに全身を痺れさせます。
「はあ゛ーーーッ!はあ゛ーーーッ!」
「ン……君は我慢しろって言ったけれど」
「ッ……ここ、の……」
「僕はあれでも我慢していたんだよ?」
人の姿となった九は意地悪お兄さんから人間男根を引き摺り抜きました。
くたりとお布団に突っ伏した意地悪お兄さんの尻孔は、栓を失って、容赦なく流し込まれた種汁を止め処なく溢れさせます。
「おわ、ぁ……あ、あったかいの……でて、る……っ」
「狐の君とどれだけ交わりたかったことか」
「ッ……んなことしやがったら……訴えてやるッッ」
「だから。我慢してあげたでしょう?」
「……お前何様だ、九」
「君の旦那様のつもりだけど」
布団にぐったり突っ伏していた意地悪お兄さんは目を白黒させました。
尻の狭間に意味深に擦れる夫男根に戸惑い、全体重かけずに自分に乗っかっているあやかし伴侶をぎこちなく見上げました。
「また狐になったら、できなくなるから、ね……ここで交尾させてね?」
種汁でびちょ濡れな尻たぶの中心に我が身を挟み込ませ、ゆっくり腰を振り、卑猥摩擦を愉しみます。
「あやかしの僕だって我慢の一つや二つくらい」
たった今まで激しく貫いていた尻孔表面に激熱なままの肉棒裏筋がズリズリ、ズリズリ。
濃厚汁が絡まって、ヌチャヌチャ、ヌッチャヌッチャ、ねっとり尻コキ。
やんわりやんわり、尻穴を繰り返し引っ掻かれて、ゾクゾクが止まらない意地悪お兄さん。
嫌々と首を左右に振り、お尻までフリフリさせました。
「嫌だッ、いれろッ……九、お前の……ちゃんといれろ……ッ……!」
「僕は我慢したんだよ……?」
意地悪お兄さんのおねだりに狐夫は満足そうに薄紅色の唇を綻ばせます。
「君が言ったんだからね? 我慢できなかったのは君だからね……?」
上から下までとろとろになった九の人間男根が尻膣に捻じ込まれ、熱いナカをじっくり擦り上げられて、意地悪お兄さんは全身ビクビク、体中で悦びながら言いました。
「俺を根こそぎ……お前の狐にして……」
狐夫は愛しくて敵わない意地悪お兄さんに千の愛を惜し気もなく捧げました。
「コンコン」
案の定、狐化してしまった意地悪お兄さん。
「おいで、僕の狐?」
九は四六時中デレデレ、やっぱり片時も離そうとしません。
でも前よりも安心して狐夫の腕に身を任せるようになった意地悪お兄さん狐。
千の愛には負けるものの百の恋くらいには目覚めているようです。
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