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第86話 ※

 すっかり逆上(のぼ)せてしまって何も考えられない。それなのに泰志がズボンと下着をするすると下ろしていき、千世の下半身は一糸纏わぬ恥ずかしい姿になってしまう。 「分からないならこれから考えればいい。まだまだ終わらせないからな」  二人は言葉がなくても意思の疎通ができているみたいだ。廉佳の意味深な囁きは泰志をにやりと笑わせると同時に、千世を不審がらせる。 「あぅ! そ、こは……」  千世の体液に濡れた廉佳の指が二本、きゅっと窄まった蕾をつついてくる。達したばかりで敏感な身体は、それをすんなりと体内へ誘い込んでしまった。  泰志は廉佳がやりやすくなるように千世の膝を立てると、膝頭にキスを落とす。 「千世にぃは後ろを可愛がってもらいなよ。俺はこっちを舐めるから」 「お前口でしたことあんのかよ」 「無いけど、頑張るから」  泰志に脇腹を掴んで引き寄せられ、腰が前に突き出る格好になる。そうしてさらに膝をぐいと押し開かされ、泰志の顔が足の間に近付いてきた。 「や、め…今、イったばかり……――ああぁぁあッ」  敏感なそこを舐め上げられて、背中が大きく弓なりに撓る。柔らかい舌が絡みつく感触が強すぎて、腰の感覚がなくなるかと思った。 「ぁあう、…ふ、ふたりとも……も、むりだって…ぁ、あっ…おかしく、なるっ」

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