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第94話 ※

「あ、ちょっと緩んできた。このままいけそう」 「んんぅ――ぁ、あぅああァ……~~っ!」  途中で止まったらまた千世が嫌々をすると思われたのか、一息に泰志が奥まで押し入ってくる。  その瞬間、頭の中が真っ白に染まった。 「う…ぁ、…ぃ、痛い……」 「ならこっちに集中してみな」 「やあぁああ、ぁ…んん、ぁあ」  廉佳の手に包まれた自身をゆるゆると擦られ、そこから広がる快感が体中に染み渡る。一時(いっとき)の淫楽に身を任せていると、そこに泰志も加わった。 「じゃあ俺はこっちを弄るよ」 「いっ、…あ、ふぁああ」  紅く尖った胸の先をするりと撫でられる。敏感なところを執拗に責められて、千世の眦に生理的な涙が溜まってくる。 「もう動いていいかな?」 「ゆっくりだぞ。いきなり突き上げると辛いのは千世だからな」 「分かってるって」  間にいる千世を差し置いて話を進める二人はもう誰にも止められない。千世は諦めて、言われた通りに様子を伺いながら少しずつ腰を揺すってくる泰志にしがみつく。  ぎりぎりのところまで引き抜かれたかと思うと、また緩慢なペースで中に這入ってくる。熱くて硬いものに鋭敏な内壁を擦られて背筋が震えた。 「は、ぅ…ぁぁあ……ぁんああっ、あっ」 「見つけた。ここだね?」  泰志が、その先端で千世の弱点を見つけ出す。体内のこりこりと痼った一点を刺激されて、溢れた涙が頬を濡らした。

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