217 / 234
第218話 ※
「何に使うかは……分かってるだろ?」
「もちろん。俺にやらせて」
千世は怯えながら二人の様子を見守る。漫画の内容は知っているから、自分がどうなるのかも想像がついていた。
「ぁっあ、やめ…ぅそついて、ごめ――」
「ごめんね。これ、おしおきだから」
「や、……あれは、いや……」
ぐるぐると巻かれていたブレスレットが解かれ、一本の紐になる。それを自身に近付けられて足で反撃しようとするも、廉佳に押さえつけられてしまった。
「ちょっと我慢しててね――」
「ぁあああ! い、いたぃ、…っあ、ぁう、あぁぁあッ」
紐が自身の根元にきつく食い込む。
泰志は容赦なく千世のものを三、四周締め上げた。圧迫される疼痛に顔が歪み、入り交じる恐怖に身体が強張る。
「これで漫画と同じだね」
「辛いか? まあ、イかせてやれないんだけどな」
「ぁく…う、うぅ……さわら、ないでっ……や、あぁあんぁ」
まるで壊れ物に触れるかのようにそっと愛撫されて、ずきずきと痛むそこに快感が走る。
「俺たちがイくまで、千世にぃはおあずけだよ」
「その間もたっぷり可愛がるから心配しなくていい」
もはや心配なのはこの身体がいつまで持つのかということだった。こんな責められ方は初めてだから、多分すぐに理性が吹き飛んでしまう。
ともだちにシェアしよう!