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第226話 ※

「ぁあぅ…ほ、ほんとにするの……?」  実は二人を同時に受け容れるのは、あの時が最初で最後だった。廉佳と恋人になり、泰志と愛人になった、あの日。それ以降も三人で戯れることはあったけれど、交互に挿入されるのが常だった。きっと千世の身体を労っていたのだろう。  あの漫画では『攻め』は一人だったけれど、今は二人が一つの役になっている。 「なんだ、やりたくないのか?」 「そんなことないよね。千世にぃは俺たちが開発したお陰でエッチなこと大好きだもんね」  人を淫乱みたいに言わないでほしい。それが台詞だと分かっていても、酷い辱めを受けているみたいで顔が真っ赤になる。 「あ、そうだ。ローション追加した方が良いぞ」 「分かった。――えっと、確かここだよね……」  ベッドの下に手を突っ込んだ泰志はプラスチックのボトルを取り出した。廉佳が資料用だと言っていたそれはいつしか実用となり、常備されるようになっていた。二週間ほど前にもこの部屋で致して空になったから、今彼が手に持つのは新品のものだ。  それを取った泰志は千世の足の間の秘めた場所に垂らしてくる。 「ひぅっ」  息を呑む千世を他所(よそ)に、泰志はその昂ぶった欲望を取り出して、既に廉佳を銜え込んでいるところに宛あてがった。 「ほら、這入ってくよ」 「はぁ、ぅ……いッ」

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