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舜に言われた通り、恋人同士のように他愛もない連絡を取り合った。 『明さんに早く会いたいなぁ。』 『俺も舜に会いたいよ。』 こんなに人と愛し合うのは初めてで、僕は熱にうかされて、舜の思いのままになっていた。 今週も舜は金曜日と土曜の半日が休みで、僕の休みとはずれていた。 たまには、ゆっくり一緒にいたいなぁ。 僕は土日が休みだから、舜と居られるのは、本のひとときだった。 今日は舜とどこか外食にでも行ってから、うちに行こうかなぁ。 僕は仕事中から、もうニヤニヤが止まらなかった。 舜の喜ぶ顔が見たいなあ。 ーーーーーーー 「明さん♪」 横から、ぶつかって来られて、よろけると、舜がぎゅっと抱き止めてくれた。 「待ち合わせなんて、恋人どうしみたいだね♪」 舜はにこにこして抱きついたままだ。 「ちょっと離れようか。」 「あっ、ごめんなさい。」 しゅんとした顔がかわいい。 「いや、俺の方こそごめん。」 「だって、くっつきたいんだもん。」 唇に指を押し当てる。 「声が大きいよ。」 「明さんの意地悪。」 「あ、ごめん。舜。」 「早く行こう。」 手を引かれて、舜の行きつけの洋食屋さんに着いた。 「ハヤシライス2つ。」 舜はメニューも見らずに、僕にも見せずに頼んだ。 「ハヤシライス?」 「これが、美味しいの。明さんにも食べてもらいたくて。」 「そっか。」 僕は苦笑しながらも、この奔放さに惹かれていた。 ハヤシライスがくると、食欲を掻き立てられた。 「うまっ!」 「美味しいでしょ?」 得意気な顔がかわいい。 ガツガツと食べていると、 「ついてる。」 舜が僕の唇に触れて、その指をペロッと舐めた。 僕はドキッとして、夜の姿が浮かんだ。 「明さん、えっちなこと考えてた?」 「いや、別に。」 舜はくすくす笑うと幸せそうにハヤシライスを食べた。 「ねぇ、今日は僕のうちに来る?」 「え?」 考えても見なかったから、ドキッとした。 「だって、僕んちこの近くだから。」 「そっか。行きつけなんだもんね。」 「またお酒買って、飲もう。」 「いいよ。舜のうちに行けるなんて恋人みたいだな。」 「僕はそのつもりだよ。明さんは違った?」 「いや、そういう話をしなかったし、どうやって恋人になるのかよくわからなくて。」 「相思相愛なんだから、恋人でしょ♪それじゃダメ?」 「いいの?」 「僕が聞いてるんだよ?僕と恋人どうしは嫌?」 「いや、嬉しいけど…現実味がなくて。」 舜はくすくす笑うと 「いじめたくなっちゃう♪」 と、言って唇を舐めた。 その姿に見とれていると、 「ごちそうさまでした。」 と、手を合わせていつものかわいい舜に戻った。 僕らは店を出ると近所のスーパーに寄って舜の家に向かった。 舜は僕より大きいエレベーター付きの立派なマンションに住んでいた。 初めて会った時に、たかりだと思ったことを恥ずかしく思う。 エレベーターに乗ると、舜はキスをしてきた。 上で防犯カメラが光っている。 あわてて突き放すと、舜は怒った。 「なに?」 「だって、カメラが。」 「そんなの関係ないよ。そいつが文句言うわけでもないでしょ?この場に誰か乗ってるならわかるけど。」 「でも、舜が変な目で見られるかも。」 「僕のことを思うなら、すぐにキスして。」 チンという音で扉が開いた。 舜は僕の手首を掴むとぐいぐいひいて、自分の部屋に僕を押し込んだ。 「キスして。」 僕は恐る恐る唇を重ねた。 すると、舜の手で顔を押さえられ、激しいキスをされた。 「しゅ、ちょっと…ま、んぅっ…」 キスをしながら、ネクタイを緩められ、カッターシャツがスラックスから引っ張り出された。 舜の冷たい手が腹から胸へと這い上がってくる。 「ぁあっ、…しゅんっ。」 乳首を強くつねられて体が跳ねる。 僕はあわてて舜の肩を押さえた。 「ちょっと待ってってば。そんなに怒ること?」 「僕がおかしいの?恋人に、キスを拒否られたら、誰でも怒ると思うけど?」 「僕は拒否って何かいないよ。ちょっと恥ずかしくて。君を傷つけたなら、ごめん。」 「傷ついた。」 「ごめん。許して、舜。」 「いいよ。」 「良かった。ごめんね、舜。」 「僕に挿れさせてくれるなら。」 「え?」 「聞こえなかった?僕が明さんを抱くってこと。来て。」 またぐいぐいと引かれて、寝室に連れていかれた。 舜はおもむろに服を脱ぐと、立ちすくんでいる僕の服を脱がせ始めた。 (え?どういうこと?僕、犯されるの?) (でも、今まで舜にそういう事してきたわけだし…。) (男どうしで、どっちもやれるんだし、そういう事も受け入れないと悪いかなぁ。) (てっきり僕が入れる側だと思い込んでた。) (こんなに不安になるなんて。) (でも、舜に入れられるなんて想像してなかったから、怖い。) 「どうしたの?怖い?」 僕は思わずコクコクと頷いた。 「大丈夫だよ。入れるけど、明さんにひどいことをしようって言うんじゃないよ。怒って、明さんを犯してやろうと思ったけど、今の明さん見てたら、かわいくなって、抱きたくなってきただけだから。気持ちよくしてあげるから、心配しないで。」 「でも、痛いよね。ごめん、今まで入れられる舜の事考えてなかった。」 「僕?僕は明さんに入れられても痛くないよ♪よく慣らしてあるから。でも、そうだな、明さんはほぐれるまでは少し痛いかも。出来るだけ痛くないようにするから、ダメ?」 「僕には拒否する権利はないよ。舜を犯してたんだから。」 「抱いてた、の間違いでしょ?」 くすくす笑いながら、舜は優しくキスしてくれた。 服は脱がされ、ゆっくりとベッドに押し倒される。 舜のそれは、艶かしい糸を垂らしている。 (そんなに興奮してるの?) その液の艶を見ているとドキドキしてきた。 舜は自分のそれには触らず、僕の体を愛撫し始めた。 「ぁあっ、舜、気持ちいいよぉ。」 舜は僕の棹をほぉばって、音をたてている。 ローションを塗られて、ドキドキが止まらなくなる。 舜はしゃぶりながら、穴の周りでゆっくりと指を転がし、ローションを塗っていく。 にゅるっと指の先が入る。 「ひからぬいへ。」 「力ってどうやって抜くの?」 泣きそうになりながら、弱々しく聞く。 舜はしゃぶるのをやめて、僕の顔をのぞいてきた。 その口の周りがぬるぬるしていて、えろい。 舜はそれを舐めると、僕の髪に触れ、 「僕の事だけ考えて。どうなるかは考えないで、僕に任せて。」 僕は胸がいっぱいになって、涙が溢れてきた。 その涙に口づけをして、 「かわいい、明さん。気持ちよくしてあげるからね。」 そういうと舜はキスをしながら、ゆっくりと指を差し入れていった。 そしてその指が出入りする度に、ぞくぞくする初めての感覚に襲われた。 後ろを弄られているのに、前がガチガチになって、痛い。 「ちょっと待ってね。」 と言うと、舜は引き出しからピンク色のものを出してきた。 「これを使うと気持ちいいから。」 それは見たことはあるけど、初めてだった。 「いつもは僕の中に入れてるんだけど、今日は特別に明さんの中に入れてあげる。」 舜は僕の穴のぬるぬるをそれに塗りつけると、穴の中に入れてきた。 「ひっ!」 「まだ入れただけなのに。かわいいね。素質、あるんじゃない?」 「素質って。」 冷静さを少し取り戻しかけた時、中でブブブブと振動し始めた。 「あっ!あっ!ダメ、舜。とって!」 息がうまくできないような感覚。 「まだ、1だよ。こうするとほぐれてくるから。」 舜は少し引き出して、穴の入口でそれを止める。 「ぁあっっ!!」 体を仰け反らせる僕の乳首をじゅぶじゅぶと吸う。 その出入りをしばらく続けられると僕の穴はひくひくと伸縮を繰り返した。 「明さん、もう欲しがってるよ?でも、これじゃまだ僕のは入らないから、もうちょっと頑張ろうね♪」 すると、今度は棒状のローターを出してきた。 「待って、舜。もう無理だと思う。おかしくなりそうだよ。」 「快楽の波がすごいでしょ?」 くすくすと笑う顔は天使なのに小悪魔にしか見えない。 舜はやめてくれない。 舜は枕を2つ重ねて、僕の上半身を少し起こした。 「見て、入るよ。」 僕は自分の下半身に釘付けになった。 棒状のローターが、ぬるっと僕の中に入っていってる。 「あっあぁあ!」 スイッチを入れられた瞬間、ぷちゅっとそれが押し出された。 「ダメだよ、出しちゃあ。」 そういうと、舜は僕の中にそれを入れ、反対側を自分の中に入れた。 「舜?!ぁあっあ!」 「はぁあ。気持ちいい。もっとあげるよ?」 舜の腰がくねる度に僕の中のローターがくねる。 「ダメだよぉ。」 僕は涙と涎を滴ながら、だらしなく訴える。 舜が恍惚な表情で、僕のそれと舜のそれをくっつけて擦り始めた。 「ねぇ、明さん、僕、体を支えとかないとで手が片方しか使えないから、明さんの手でそこにあるローターを押し当ててくれない?」 「…。」 僕はもうおかしくなっていたんだと思いたい。 ピンクのそれを手に取るとスイッチを入れて、舜と僕の先に滑らせた。 だらだらと涎を垂れているそこをローターがいったり来たりする度にすごい波が来る。 「ぁっ、あぁつ、んぅんっ。」 二人のあえぎ声とローターの音。 「舜、もぅ、でちゃうよぉ。」 「今日は許してあげる。僕ももうイキそう。」 舜のそれが波打っているのが伝わってきて、ドキドキが止まらなかった。 二人ともどろどろといつまでも垂れ流した。

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