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番外編《夫婦のたいせつな時間》
くるっと、今度は仰向けにされ、佳大さんの体がすう~と離れ、アツが、両足を高く掬い上げると、割れ目に口唇を近付けると、舌を差し入れ、チロチロとなめ出した。
「あぁ、んっ・・・アツ・・・」
あまりの気持ちよさに、喘ぎながら、思わず腰を揺らしてしまった。
「未央は、欲張りだね」
勝手に動いてしまうんだもの。
僕にはどうしようも出来ないよ。
「・・・あっ、待っ、てアツ‼・・・そこヤだ‼」
肉襞を濡らす蜜を舐めとり、ぷっくりと膨らんだ花芯を彼の舌が執拗なまでにつつき始めた。
その時ーー。
頭の上で、ふぇ~んと、奏人が急に泣き出した。
「アツ、奏人が呼んでるから」
アツは口を離そうとはしない。
そればかりか、強く、蜜を啜られ、
「あぁーーんん‼」
あられもない声が上がり、これで、何度目か分からない精液を、吐き出していた。
「奏人、パパとママは今、取り込み中だ」
腰にタオルを巻き付けた佳大さんが、奏人をそっと抱き上げてくれた。
「オムツかな⁉パパが交換してあげるよ」
「佳大さん・・・」
力の入らない腕を伸ばすと、手の甲に軽くキスをしてくれた。
「少し、待ってろ」
「うん」
頷くなり、再び、アツがクッチョクッチョ、ぢゅぷぢゅぶと蜜と、唾液を絡め、口淫を始めた。
「だめ、アツ・・・っ・・・あぁ・・・」
声が枯れるまで喘ぎ、何度、達したか分からない。
「未央、大丈夫か?」
少し、気を失っていたみたい。
耳を擽る佳大さんと、アツの声で目が覚めた。
「奏人は?」
「ベビーベットで、大人しくねんねしてる。親想いのいい子だ」
佳大さんの腰に股がり、アツに、背中を支えてもらっていた。
前後に挟まれ、二人に抱き締めて貰ってすごく心地が良かったけど、下腹部に妙な違和感があった。
ぼんやりと見下ろすと・・・。
「嘘、なんで」
「そんなに驚くことでもないだろ」
「とろとろに蕩けきって、俺のと、佳兄のをすんなりと受け入れてくれたんだ」
「後ろに入れるつもりが、滑って・・・」
「それは内緒って言ったろ‼」
ムキになるアツ、可愛い。
佳大さんも、子供っぽくて、可愛い。
「ちゃんと掴まってろ」
ズンズンと押し付けるように力強い突き上げが急に始まって、ビックリした。
「だめ、やぁん‼」
二人の肩に爪を立てて、しがみついた。
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