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8-2 無理矢理な欲情
俺の体は俺の意志から離れていく。男のごつい手が俺の胸を押し潰すようにグリグリと揉んでいる。
全然丁寧じゃないその愛撫に、俺は声を止められない。ツンと尖った乳首はコリコリして痺れる。揉まれれば揉まれるほどに胸が張ってくるようだ。
痛いはずなのに、それが気持ちいい。
「んぅ! ふっ、ふぅぅぅ!」
「おっ、感じてるじゃないか。やっぱりあれは効果が早い」
心臓が壊れそうだ。体が熱い。痺れて、おかしくなりそうだ。
「こっちもいい具合じゃないか」
黒髪の男が俺の立ち上がった息子を撫でている。それだけで、俺は背を一杯にのけぞらせた。ブルブルッと震えると強ばったそこが大きく膨らむ。もうパンパンだ。
「おっと、まだ出すなよ」
「い!!」
男の指が俺の根元を強く締め付ける。その痛みに俺は涙が溢れビクビクと震えた。
「なんだこいつ、空イキしたぞ」
嘲るような笑い。俺の心は砕けそうだ。内股が痙攣して、出てないのに腰が動く。頭の中が焼き切れそうだ。心は砕けそうだ。
「ユーリスさん…」
――助けて。
涙が溢れてくる。助けてと何度も口にしてしまう。名前を呼んでしまう。
「ユーリス?」
「ほら、こいつの連れだろ? A級冒険者で、ティアマットの討伐に行った」
「あぁ、バカな奴な。今頃食われてるんじゃないのか?」
嘲る声に、俺の心臓が嫌な音を立てる。
食われてるなんて、そんな事ない。ユーリスさんは強い。戻ってくるって約束したんだ。
だが男達の笑みは深くなる。バカにするように不快なものになっている。
「絶対食われてるだろ、あんなの」
「あぁ。たとえ竜人族だって簡単じゃないさ」
「そんな…そんな事…」
ない。そう言いたい。けれど自分だって疑ったじゃないか。だからこそ嫌な夢を見ていたんじゃないか。
「そんな事よりも、楽しめよ」
茶髪の男が俺の足を抱え上げて奥に触れる。俺の体は恐怖に震えた。
ここに来て直ぐにタネヤドシに犯されている。男達が何をしようというのか、それは分かる。分かるけれど、色んなものが追いつかない。
こんな奴らに犯されるくらいなら、タネヤドシのほうがまだいい。もの凄い嫌悪が押し寄せてくる。俺はこいつらに犯されるなんてまっぴらだ。
助けてユーリスさん。心が叫んでいる。こんな奴らのする事、気持ちよくない。叫びながら体が反応する。心と体が重ならない。苦しい、怖い、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!
気づいたら俺は子供みたいに泣いていた。動けないけれど、声だけは大きく泣いた。
男の指が俺の中へと滑り込んで、無遠慮に広げていく。媚薬は俺のそこもトロトロにダメにしていた。
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