2 / 8

第2話

颯人と俺は、大学に入ってから知り合った。 知的で女性どころか男性すら振り返るほど、美しい颯人。 それに比べ、ごく平凡な俺。 颯人から話しかけられたときは、意味がわからなかった。 どこにも共通点がないんだからな。 けど、颯人は俺と話すのがなんだか楽しそうで。 それ以来、俺は颯人と親しく話すようになった。   カチリ。 金具の外れる音におそるおそる視線を下に向けると、颯人が俺のベルトを外すところだった。 「な、に……?」 殴られるとか、最悪、指の爪を剥がされるとか。 そういう責めを想像していた俺にとって、未知の状態にさらに怯えてしまう。 しかし、颯人はそんな俺を無視してズボンと下着を脱がせた。 冷たい外気にふれたそれが、小さく縮こまる。 けれどそれを颯人は……自分の口に含んだ。 「えっ、あっ、やめろ!」 男に、自身のものをしゃぶられるという初めての体験。 がちゃがちゃと手錠を揺らして抵抗しても、颯人はやめてくれない。 それどころか。 「気持ちいいんだろ?」 口を離した颯人が、ピンと堅く立ち上がったそれを指先ではじかれると、甘い痛みが広がる。

ともだちにシェアしよう!