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奉仕
彰広の後ろについて寝室へ入ったが、透はどうしてよいか分からず、視線で彰広に聞いてきた。
彰広らゆっくりと跪くように透を導き、
「舐めろ」
短く命令する。
透がぎこちなく彰広のズボンに手をかけベルトを外したところで止めさせた。
「手は使うな。口でやれ」
透は彰広を仰ぎ見て、戸惑った表情を見せたが素直に従った。
両手を彰広の脚に添えて、口でズボンのボタンをどうにか外した。
ファスナーのスライダーを咥え、ジ…ジ…と、ゆっくりエレメントを外していく。
彰広の雄はとっくに勃ち上がっていたが、布越しに透の吐息を感じ、更に硬く高まってゆく。
透は健気に口だけを使って、すべてのエレメントを降ろし、彰広の下着を下げて逞しい雄を外に出した。
「透。両手を後ろに組め」
透は右手で左手首を掴むようにして、背後で手を組んだ。
彰広がどんな気持ちなのかは分からない。でも、これから何をさせるつもりなのかは分かっている。
「舌を出して舐めろ」
透は言われた通りに舌を出し、彰広の男根を舐めあげる。
久しぶりの男の匂いと味に、透の息も僅かに乱れた。
彰広は自身の男根に舌を這わせる透から目が離せないでいた。
今夜は手錠もロープも使っていない。寝室のドアは開いたままだ。
どこまで透が自分の意思で彰広に従うのか見たかった。
自分の前に跪き、手を後ろに組み、唾液まみれにして彰広の雄を舐める。
言われなくても、自ら玉を舐め、口に含み、吸い上げ柔らかく転がす。
舌先を尖らせて、鈴口をくすぐるようにチロチロと愛撫する。
舌全体で裏筋を舐めあげ、ゆっくりと性器を口に含む。
彰広の好きなやり方だ。
あの三日間で教え込んだやり方で、従順に奉仕する透に愛しさが募る。
「……いい子だ」
透の髪を撫でると、更に熱心にしゃぶりついた。
「透……っ!」
彰広は透の髪をぐっと掴み、喉奥まで犯すように深く咥えさせた。
「ぐうっ!!……んんっう!」
両手で透の頭を抱え、より深いところまで咥えさせた。透の喉奥の締まりを味わう。
「……ぐっ!……が、はッ!……お、むぅ……!」
喉奥を犯すイラマチオに、透の目から生理的な涙が流れる。
それでも透は後ろ手に組んだ手を決して離さない。
彰広の行為に耐え、必死で受け入れ、全て受け止めている。
そんな透の姿は、彰広に肉体的な快楽だけでなく、精神的な歓びを与えた。
───透! 透!
「……はっ……透ッ!!」
「───んんっ!!……うぶぅ!……ぐふっ」
彰広は透の頭を押さえつけ、喉奥に欲望を吐き出した。
「……全部、飲みこめ。最後まで舐めるんだ」
そっと透の頭から両手を放す。
押さえつける手が離れても透はペニスから口を放さず、苦しげに顔を歪めつつも最後まで吸い上げる。
ゆっくりと口から出し、鈴口をちゅっと吸い上げて、最後の一滴までも啜り上げる
二人の乱れた息遣いが響き、部屋中が淫靡な空気で満たされていた。
彰広は透を立たせ、その股間に手を触れれば、硬く立ち上がっていた。
「おしゃぶりして興奮したのか?」
彰広はからかうように笑った。
透は頬を羞恥に染めて、知らず彰広の加虐心を煽る。
「もういい。手をほどけ。全部脱がせてくれ、透」
もうこのまま帰すことなどできない。
彰広は透の耳元で甘く命じた。
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