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夏期休暇5
居酒屋から歩いてすぐの透の部屋に着く。
ドアを開けると、部屋の中はむっと熱がこもっていた。
「あっつ! ちょっと換気してからエアコンつけ……」
───ドンッ!!
「うわっ!!」
靴を脱ぐ間もなく、透は彰広に肩を掴まれ、壁に押し付けられた。
「あき……んぅ!!」
いきなり口づけられて、透は驚いて抵抗する間もなかった。
彰広は透の顎を捉えて強引に口を開かせ、舌を絡めてきた。
「んっ……あ……」
性急に激しく貪られて、透の体の内にも熱が灯る。
「はっ……!! 待っ……んんっ!」
キスを続けながら、彰広は透のズボンに手をかけ、脱がしにかかる。
下着ごと膝まで下げられ、透の性器を握り、性急に高めていく。
「あっ! 彰広っ……待っ……ベッドに」
彰広は透を無視して跪き、透のモノを咥えて舌を使って責めはじめた。
「あっ!! ぁあ……やっ、こんな……ところで」
じゅぷじゅぷと彰広の唇でしごかれ、あっという間に勃ち上がってしまう。
彰広は両手で形の良い透の尻を揉みしだき、ぐっと左右に割り開いた。
「ひっ!」
唾液を絡ませ、ごつごつとした男らしい中指を透の中へと埋めてゆく。
「ぅあ! 待って……せめて、部屋に……いっ、あぁ……願っ」
ぐねぐねと捏ねるように動かし、彰広の指は透のいいところを知り尽くしたようにアナルをほぐす。
透の脚はがくがくと震えた。 前も後ろも同時に責められ、彰広の頭を抱えるようにして耐える。
「はっ、はぁ……やぁ……もっ、イク……!!」
透は彰広の咥内に白濁を吐き出した。
ゴクリと嚥下する音が生々しく響く。
透はその場に崩れ落ちそうになるが、彰広はそれを許さず、透の体を反転させた。
玄関のドアに両手をつかせて、腰を突き出させる。
「……えっ」
尻を開いて、おざなりにほぐした透のアナルに硬く勃ち上がった男根をあてがった。
「待って! やだ……ここじゃ……ぃあ! やめっ!!……あ、あぁあ!」
立ったまま玄関で犯された。
背後からずぶずぶと彰広の剛直が透を侵食してゆく。
透の後孔はすっかり彰広の形を覚えていた。
彰広と過ごす夜には、一晩に何度も求められ、熱く、激しく抱かれているのだから。
「ひ、ぁあっ……! あ、あ、あ、やぁ……は!」
「透。静かにしないと、近所に聞こえるぞ。」
透はハッとして、彰広を睨む。
「だれのっ……せいだよ!こんな……」
涙で潤んだ瞳で睨んでも彰広を煽るだけで……
ニヤリ、と悪い笑みを浮かべた彰広に、めくり上げたTシャツの裾を噛むように口に押し込まれる。
「耐えろよ……透」
「……ッッ!?」
両手で透の引き締まった腰を抱き、ガンガンに突いてくる。
「───ッッ!! んんんっ!!」
透は布を噛みしめ、必至で声を耐える。
彰広は容赦しない。
「ふっん……ぅん。んっ! んっ! んっ!!」
片手で胸の尖りをいじり、もう一方の手で透の亀頭をくちゅくちゅと捏ねる。
ねっとりと腰を蠢かせ、透の感じるポイントを掠めるように責めた。
「ううっ! んぅ───!! んんんっ!」
イった後の敏感な亀頭を責められ、透は涙を零した。
───ああ! 嫌……こんな……だめだ!
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