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第11話

智輝side 「んんっ…ふわぁ…もう朝かぁ」 隣で眠る数馬。数馬は普段は男らしく女の子にやたらモテるんだけど眠ってるときは本当に天使… 可愛すぎ… 数馬の柔らかい唇にキスをしてまだ繋がったままだった俺をそっと抜くとピクリと動く。 後孔から漏れ出る俺の欲がしたたる様子がエロい 名残惜しそうにひくひくする数馬のことを抱き上げ綺麗にしてあげた その間に起きてきたのでもう一度お風呂でした。 「智輝…何かあったの?」 「ん?」 「何か…元気ないよね?」 「そう?」 「もしかしてみっちーと別れた?」 「うん」 「ねぇ。智輝。みっちーに何て言われた?」 「他の人みたいに他にいて我慢できるほど大人じゃないって。恋人には自分だけを見て欲しいって。どうしてみんな好きじゃダメなの?」 「好きだからだよ」 「わかんない」 「あのさ。お前から誰かを好きになったことある?」 「?」 「受け身じゃなくて自分から落としたいって人これまでいた?自分から告白して自分のものにしたいって人いた?」 「いなかった…」 「だからわかんないんだよ。俺はみっちーの気持ちわかるよ。そしてみっちーの考え方の方が世の中では普通のことだよ?」 「でも…」 「お前の育ってきた環境は特殊で内部の人はわかってるからこれまで誰も指摘してこなかったんだよ。それをまだ出会って間もないみっちーに言われて何か思い悩んだんじゃない?ねぇ。智輝。俺の勝手な考えだけどお前にはみっちーが必要なんじゃないかな?」

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