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第23話
智輝side
今日は大口の商談を任された。
滞りなく契約は締結された
「智輝くん。綺麗になったね」
「ありがとうございます。冴嶋さんもこんなに大企業になったんですね。あの頃は一社員でしかなかったのに」
「智輝くんのお陰だよ」
「私の?」
「あぁ。君があのとき耳打ちしてくれてでしょ?貴方ならこの企業よりもっと大きなものが作れますよって」
「ふふっ。そんなこと言いました?」
「迷ってる俺をけしかけてくれたんでしょ?」
「どうでしょう?」
「ふふ…ねぇ智輝くん」
「はい」
「いい?」
「えぇ。いいですよ」
そして俺は体を開く。冴嶋さんとは久しぶりだ。
「智輝くん。俺だけのものにならない?」
事が終わり冴嶋さんが問う
それには答えず笑顔を向け着替えた
「智輝くん…」
「また来月。会えるの楽しみにしていますよ。冴嶋さん。大好きです」
父に言われてるんだ。仕事関係の人とは恋人になってはならないって。理由なんてわからないけれど父が言うんだから言うこと聞かなきゃ
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