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第25話
帰りたいのにその場に根が生えたように動けない。
暫くして甘い声が聞こえた…
智輝に抱かれていたときには智輝は声を出さないから聞いたことはないけどその声に誘われるようにして少し隙間が開いているところから中を除きこんだ。
中にはさっきの男の他に数名の男たちがいて全員で智輝を啼かせていた…
「行くよ」
由斗に手を引かれ部屋に戻ってきた俺を心配そうに除き混む由斗…
「ビックリ…した…」
それしか言葉がでない
「智輝は…いつもあんなこと…?」
「そうだよ…智輝はね…」
由斗から聞く話は俺には遠い世界の話のようだった…
「だから智輝はいつも笑ってるし…沢山の恋人がいる…誰かに求められていないとあいつは…路夏はその闇ごと智輝を支えられる?無理なら…早く智輝を忘れて…俺みたいに…」
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