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第29話
次に起きたときは隣に温もりはなくて寂しい…
どこ行ったんだろう…由斗…
ついさっきまで隣にいたのだろう。布団は暖かなままだった
ぼんやりしてると外からすごい音が聞こえ転がり込むように由斗と智輝が入ってきた。
まだ何も身に付けていない俺は布団を体に巻き付けた
「だめっていったのに!!」
「何で智輝にそんなこといわれなきゃなんないの?」
「路夏はだめって言った!」
「路夏じゃなくてもお前にはいるでしょ!!」
おろおろしながら二人を見ていたけれど止めないと…
布団から出て由斗をこちら側に引き寄せ抱き締めた
「路夏…その格好…」
「あ…」
「何で?何で俺のこと好きなのに由に抱かれたの?」
「…智輝には関係ないでしょ?俺とお前は別れたんだから…俺が誰とどうなろうが勝手でしょ?」
「やだ!!」
そういうと智輝は俺を由斗から引き剥がし布団に縫い付けた
「何…放して…」
そのまま荒々しく唇を塞がれた
「んっ!んんっ!」
「智輝!!やめろ!」
すかさず由斗が引き剥がすけれど逆に床に押し倒されそこに転がっていた浴衣の紐で智輝は器用に由斗の手を縛り更にもう一本で足も縛る。
「お前!なっ…」
「煩いよ。ゆう」
口には俺の下着が詰め込まれた
「んんっ!んんむ!!」
「ゆう。そこで見てなよ。路夏が本当はどうしたら悦ぶのか」
見たことのない智輝の姿に俺は全く動けなかった。
由斗の見ている目の前で荒々しく俺を抱く智輝は狂喜に満ちた表情をしていた。
「ほら。路夏。可愛く啼いて…」
「あっ…あんっ…いやぁ…智輝…」
「やだ!!俺を拒絶しないで…」
「あっ!あっ!あぁぁぁぁ」
激しい律動が苦しい…こんな智輝知らない…やだ…
「やだ!!やだっ!!」
「嫌なんて言わないでよ!!」
「怖い…怖いよ…ともきぃ…」
涙が止まらなかった
それでも智輝はやめる気配がない。
いつしか俺は快楽に落ちはしたなく喘いでいた
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