智輝side 大好き…何度も何度も囁いた言葉をご家族がいるにも関わらず呟いてしまう。 そのとき緩く手を握り返してきた…まさか… ゆっくりと目を開く路夏に抱きつく 「路夏…路夏！！」 お帰り…待ってたんだよ…ずっとずっと待ってた… ゆっくりと唇を動かすけれど声にはならないみたいだ。 だけどちゃんと動いた気がしたんだ 『ともき…』 って… 嬉しい…嬉しくて涙が溢れそう… お医者さんを呼んでもらって診察をしてもらった。 終始手を握ってたけれどお医者さんは何も言わなかった