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第107話

パーティー当日。場所は律が用意してくれた。 久しぶりに見るみんなは大人びていて元から綺麗な人が多かったけどさらに拍車がかかっていた。 場違いな気がする…そう思いボーッとしていたら声をかけられた 「久しぶり。みっちー」 「空雅…久しぶり」 「おかえり。まだ無理しちゃダメだよ」 前はツンケンしていた空雅の優しい行動と表情に緊張も多少ほぐれた 「よかった…みっちーが戻ってきてくれて…ごめんね。何も出来なくて」 あぁなる前に気にしてくれていたのは空雅だった。それは覚えてる。 でも空雅の話を聞き流していた。 それがなければ何か変わってた? 「みっちー…」 「賢人。」 「よかった…よかったな…」 賢人が来たことで空雅が俺から離れていく 「空雅。ありがとう」 そう言うと片手をあげ他のみんなのところに行った 「賢人。久しぶり」 「うん。久しぶり…智輝の元へ帰ってきてくれて良かった…」 「智輝がずっと待っていてくれたから…だから戻ってこられたんだ」 「俺は智輝に沢山助けてもらった。支えてもらった…でも俺は何も出来なかった。けど今日の智輝見てたら俺は何もする必要なかったって思えたよ。みっちーが…智輝が…それぞれを選んでくれて良かった」 「賢人ー!」 呼ばれた方には更紗がいた。少し駆け足でこちらへやって来た更紗が賢人の腕をつかむ 「みっちー。おかえり。待ってたよ。俺から二人を奪ってくれたね」 「…ごめん…」 「…嘘だよ…こうなる日が来ること何となく気付いてた。智輝が幸せそうに笑える日が来て良かった…みっちーは…今幸せ?」 「うん。幸せだよ」 「良かった。みっちーは沢山の事がありすぎたね。これからきっといいことが沢山待ってるね」 「更紗は…今幸せ?」 「うん。幸せ…だって…今隣には賢人がいるから…」 「え?」 「去年ね、ばったり再会してねそれから今は付き合ってるの。馴れ初めは…また今度ゆっくり話すね」 そう言うと更紗は綺麗に微笑み賢人を見つめた 賢人も照れたようにでも暖かい眼差しで更紗を見詰めてた

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