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更紗の場合/7

翌日。いつもより少しだけ早く起きた。 でも既に隣に美芳は居なかった 起きたタイミングを見計らっていたように扉が開く 「おはよ。更紗」 「はよ」 「おいで」 ここに来て初めてこの部屋から出る… 恐る恐るベッドから降り美芳の元へ向かう 「うわぁ…美味しそう」 「一緒に食べよ」 「うん。いただきます」 ここに来てから食が細くなったのかなかなか多くは食べられなかったけれど今日は沢山食べられた。 優しい味で食べやすかった 「更紗。食べたらお洋服着替えようね」 久しぶりに服を着る。 いつもは首輪しか身に付けていなかったから 「でも俺の服…あの日のしかないよね?」 「あぁ。新しく買っておいたよ。すごく似合いそうなのがあったから」 「ありがと」 美芳が準備してくれていた服は俺にぴったりだった 「うん。可愛い」 美芳はおしゃれだから服選びも上手いんだろう 「このまま襲っちゃいたいくらい可愛いね」 「えぇ。いいけど…あんまりやり過ぎたらデート出来なくなっちゃう」 「そうだね。じゃ我慢するよ」 二人で手を繋ぎ外に出る。 久しぶりの太陽の光が眩しすぎて目を細めると少し濃いめのサングラスを渡してくれた。 「慣れるまでつけておいたら?」 「うん」

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