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更紗の場合/13

もうここに来てどのくらいたったのだろう… わからない… 光則さんが仕事で出掛けているときだけ休むことができる。 でも美芳は毎日代わる代わるやってくる男たちに休む間もなく抱かれていた。 もう、きっと美芳には限界が近付いてる…きっと壊れてしまう… 美芳の手を握り隣で激しく抱かれる美芳にキスを送る。 そのお陰かなんとかまだここに美芳がいる… 「なぁ…流石に…あんまりじゃねぇ?」 今日来ていた人は前から苦しそうに美芳を抱いていた人… きっと何か理由があり仕方なくこれをしているのだろう… 一緒に美芳を犯していた人もそろりと美芳の中から出ていった。 「これから一時間だけ時間をやる。二人で過ごしな。俺らは土方さまが戻ったらすぐにわかるようリビングにいるから」 「ありがとう…」 二人が出ていったのを確認して美芳を抱き締めた 「美芳…美芳…ごめんね…俺のせいだよね…」 「違う…更紗は何も悪くない…ごめんね…守ってあげられなくて…ごめん…」 「美芳…いつからこんなことに?」 「更紗を…俺の家に閉じ込めてすぐ…この部屋を解約しに来たときあの人がここにいた…結局…それもあって解約できなくて…そのまま家賃払ってたんだ…それから一年位したとき…たまたまあの人に出会った…あの日俺には気付いてないって思ってたけど気付いていたみたい…俺のこと色々調べて会いに来た。俺が更紗の居場所を知っているって確信してた…でも俺は…教えなかった…ずっとシラを切り通していたら…こうなった…更紗を差し出さないなら自分のペットになれって言われた…幸いあのマンションはセキュリティがしっかりしてるし元々俺の親の持ち物で俺の親はそれなりの権力を持ってる。だから気付かれなかったんだけど…つい最近…ばれた。だから…引っ越した…」 俺を閉じ込めて1年後からならもう3年くらいこんなことをしていることになる…どれだけ苦しかったのだろう… 「ごめんね…ごめん…俺がちゃんとあの人と切れていなかったから…」 「でも…結局更紗までこんな目に…ごめんね…更紗…」 「美芳…ばか…ば…か…俺なんてすぐに差し出せば良かったんだ…そしたら…こんなことにはならなかったのに…」

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