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更紗の場合/16
「あっ…あっ…いやっ…あっ…あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「綺麗だよ。更紗…」
何度果てたんだろう…苦しい…辛い…もう嫌だ…
「あっ…あっ…助けてっ…」
休みなく攻められる俺の体は悲鳴をあげる。もう…だめ…助けて…助けて…
「いやぁ!!美芳っ!!」
「美芳?」
しまった…一番やってはいけないことをやってしまった…光則さんが目の前にいるのに美芳の名前を…どうしよう…どうしよう…
「うぐっ!あつ!」
一瞬何が起きたのかわからなかった…強烈に襲ってくる熱…何が…起こった…
「うわっいやぁ!!痛いっ!痛い!!いやぁ!!」
ナイフが手のひらを貫通していた。そのままグリグリと肘掛けに押し付けられる
「あぁっ!やぁ!!痛い!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
「君にとって何が一番お仕置きになるのか…よーくわかった…」
冷たい目で見下ろしていた光則さんが今刺さっているナイフを一度抜き俺の体を切り刻んでいく…死なない程度の深さの傷…全身赤い線が引かれていく。自信の鮮血で赤く染まった俺に恍惚とした表情を向けキスをするとゆらりと視線を美芳に移した。
美芳は男たちにいつものように散々いかされて動けないでいた。
「君の目の前にもっと美しい真っ赤な絨毯を敷いてあげる…」
「いやっ!!待って!!待って光則さん!!だめ!!」
気を失っている美芳を引摺り椅子の目の前の床に投げる
「…」
「ショータイムだよ…ふふ…美芳はどんな刺し心地かな…」
狂ってる…この人は…狂ってる…拘束されている俺はどうすることも出来ない。
「バイバイ…美芳…楽しかったよ…」
ナイフを振り上げる光則さん
「いやっ!!美芳!!」
振り下ろされる様を見ていることしか出来ない…
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