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空雅の場合/33
今日もまた萌葱が指名をくれたので部屋へ向かう
「空雅。お疲れ様」
「ありがとう。萌葱もお疲れ様」
「今日も忙しいの?」
「ん~…ぼちぼちかなぁ」
「空雅」
「ん?」
「あのさ…」
「ふふ。なぁに?らしくないじゃん。どうしたの?」
「今日のその格好…すごいね」
「そう?」
今日の衣装は白シャツにショートパンツ。ただシャツが長いから何も履いてないようにみえるかもしれない。
それにガーターベルトとブーツ
今日の俺のテーマはバニーガールのつもり
「なんか…えっちぃ…」
「そろそろ萌葱を誘惑しようかなぁって思ってね」
「え?」
「そんな驚かなくても良いじゃん!萌葱お金払った分元取ってないじゃん。それともやっぱり俺じゃムリかな?反応しない?」
「…えっと」
「なぁんてね。無理には言わないよ。それにお客様のお望みを叶えるのが私の仕事ですから」
悪戯に笑うと萌葱が呆れたように息をついた
「空雅…お前さぁ…」
「ん?」
いきなり距離を詰めてきた萌葱に驚いたことを悟られないよう笑いかける
「空雅…俺をどうするつもり?」
「ん?恋人ごっこでもしてみる?」
萌葱の頬に唇を寄せる。萌葱はそれを受け入れてくれた
「萌葱。僕を抱く?」
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