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空雅の場合/38

今日は誰と会おうかな 好きな人が出来たからといって僕の依存症が治った訳ではない。 恋人ができれば違うのだろうけれど仕事柄なかなか難しいだろう 「もしもーしひさしぶり」 『空雅!最近連絡ないから飽きられたかと思った。今日ひさしぶりに相手してくれんの?』 「うん。そっちにいって良い?」 『おぅ。待ってる』 今日会うのは同い年の男。ホストみたいな感じの雰囲気を纏っているやつ。でもそれでも一応社長さん。軽薄そうなのでちゃんとしてないように見えるが仕事はきっちりとこなしているらしい 体力があるので只管ヤりたいときに会う相手 家に帰ってシャワーを浴びて後ろの準備をする。 こいつはあって早々突っ込んで来るから 「よしっ。出掛けよう」 脱がしやすい服に着替えて出かける。 いつものように電車に乗りぼんやり外を眺めていると誰かが僕の尻に触れる これもよくあることで怯えながらも悦んでるようにするのが密かな楽しみ 「君可愛いね」 耳元で囁かれる 「や…めて…下さい…」 少し涙目にしながら声を震わせ言う。僕からは背中越しだから相手は見えないけど僕は背が低いので男からは見えているだろう 「ここはこんなに悦んでるよ」 さわさわと尻にあった手を中心部へ移動し撫でてくる。男に抱き締められている形になっているけれど込み合った電車の中ではその様子は周りからは伺えないだろう 「やだ…僕…男ですよ…やめて…」 「君なら男でも…たまんない…言い臭いだねぇ」 すんすんと鼻息荒く僕の臭いを嗅ぐものだから気持ち悪い 「やめ…て…」 そろそろ中に手を差し込む頃かな… 「んっ…」 「へぇ…ここ柔らかいねぇ…なぁんだ…もう使用済みなの?だったら遠慮しなくて良いよね」 後ろの蕾をくにくにと触り指を中に入れてくる。さっき自分で準備してきたからすんなり受け入れてしまう 「いや…やめて…」 「良さそうだよ…可愛いねぇ…」 耳たぶに舌を這わせる男… 「んん…いや…ん…」 …もう…早く犯してほしい… 「息あがってる…君のせいで俺のこれ元気になっちゃった」 固いものが背中にあたる…おっきい…これで突かれたら… 「物欲しそうだね…空雅…」 「え…何で…」 どうして名前知ってるの? 「次で降りて…」 人に流されるまま駅に出された。そして強引に手を引かれずんずんと歩いていった先は多目的トイレだった。

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