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空雅の場合/39

「久しぶり。空雅」 「…っ…あんたは…」 「覚えててくれた?」 一番会いたくなかった人… あの店で僕を殺そうとした人…出禁になって業界からも干されて今は海外にいると聞いてた 「相変わらず可愛いね…」 「やめてください…やだ…」 「どうして?俺は空雅を愛しているのに…」 「僕は貴方とは逝けません…ごめんなさい。まだ僕は生きていたい」 「どうして?俺を愛しているでしょ?」 勘違いだ…そんなの…どうしよう…今日会う奴は僕が急に連絡もなく来なくなったからといって探してくれるようなやつじゃない… 「どうして?名前…知ってるの?」 「調べたよ。自宅の住所もわかるけどあそこはセキュリティーが強固だねぇ。なかなかはいれなくて。ごめんね。お迎えが遅くなって」 「お迎え?頼んでない」 「ふふ…照れ屋さんだね」 どうにか時間を稼いで…何か抜け道を探さないと… 「これほしいでしょ?かわいくおねだりしてごらん」 「いや…いやだ…」 「どうして!?俺の事愛しているでしょ!?なのにどうして!?」 僕の首に男の手がかかり締められる 「っ…やっ…」 ギリギリと力が強くなって力が抜けてくる。 その時履いていたパンツが下着ごと脱がされた 「ほら。喜んでるじゃない。苦しいの好きでしょ?」 好きなわけないじゃん…最悪…離してよ… 誰か…助けて…情けない…こんなのから逃げ出せないなんて…前だったらこんなの…鍛練をやめた自分を呪う もう…だめだ… 「空ちゃん!!」 え…誰… そのまま意識を手放した

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