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深雪の場合/25
「ただいま」
あれから10日後のことだった
「ゆう!!」
思いっきりゆうの胸へ飛び込む
「ごめんね。心配させて」
「ううん。どこか悪いとこ無い?平気?」
「大丈夫だよ」
「よかったぁ…」
ゆうから連絡が入ったのはつい一時間ほど前だった
『深雪。これから帰るね。もう大丈夫だよ』
メッセージが届いたときは夢かと思って何度も何度も見返した。
「夢じゃない…」
「よかったね。深雪」
あの日からずっと側にいてくれたジョンが背中をさする。
どうしてそんな突然に解放されることになったのか。帰ってきたら話してくれるって言ってたから大人しく家で待っていた
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