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「おはよー。あれ、最近よく二人で学校くるよな。仲良いの?」
学校に到着するなり、複数人から、そんなツッコミをもらう。結生は、笑って躱していたけれど、俺は、どんな反応をしたらいいのか、わからなくて、ただ、結生の後ろをついて行くことしか、できなかった。
やっぱり、口喧嘩ばかりしていた二人が、一緒に学校にきたら、不思議だよな、なんて改めて思う。実は、キスも、セックスもしてしまう仲になりました、なんてきいたら、みんなは、どんな反応をするんだろう。俺はいいけれど、結生はどんな目で見られるのかな。男同士だし、あまり良い目では、みられないかもしれない。
「ん? 芹澤、どうした?」
「へっ、あ、ああ……えっと、生徒会室に用事を思い出して」
「そうなの? じゃあまたあとでな~」
なんだか、結生に申し訳ない。やっぱり俺と付き合ってる、ってことが、申し訳ない。
結生に、悪いな、って思った時。ちょうど、生徒会室にある資料で確認したいものがあることを、思い出した。俺は、逃げるようにして、生徒会室に向かっていった。
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