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やがて鬼となる母と魄と名付けられた息子との徒然なる日々――【秋の月】

――胡蝶から放り投げられた公務衣に渋々着替えた私は途徹もない羞恥から身を捩らせてしまう。おそらく、私と背格好の似た名も知らぬ輩に試着をさせたのだろう。そもそも、この公務衣自体の生地が薄手の桃色をしており、しかも透けているのだから羞恥を感じてしまうのは仕方ない事だろうと思う。 私の胸元のちょうど乳首に当たる部分に丸穴が開けられており、素っ裸になるよりも遥かに羞恥が募る。しかも、下半身部分の魔羅の部分は鋏で切り裂かれており、これまた丸見えになってしまっているのだ。 「はっ……主人の俺様に対して減らず口をたたいた罰が下ったな……なんという無様な格好だ――愛する者から見捨てられた惨めな犬め……御主人様の俺らの前に跪け……そして、俺様の足を嘗めろ……てめえの餓鬼の命が惜しかったらな」 「んんっ……んむっ……んふっ……」 ――ぴちゃっ……くちゅっ……ぐちゅ…… 魄の命が惜しかったら言うとおりにしろ、という脅しを胡蝶の口から聞いた私は憎らしげに彼を睨め付けながらも畳に膝を付き――素っ気なく差し出してくる胡蝶の足指を吐き気を堪えつつも必死で嘗めるのだった。 「よし……そろそろ、足を嘗めるのは止めてもいい。それじゃあ――次にてめえが嘗めるのは……これだ――てめえのいけ好かない澄ました上品面に思い切りぶっかけてやるから覚悟しろよ?いや、嘗めるなんて生易しくじゃなく、厭らしく音をたてながら――しゃぶれ」 ――ずいっ…… と、凶器の如く上を向いて張りつめ――びく、びくと震えている胡蝶の魔羅が強引に顔を上げさせられた私の頬へぐり、ぐりと擦り付けられる。 父親である爺の魔羅に負けず劣らずの太さと大きさを目の当たりにしたせいで――再び堪えきれない程の吐き気を催してしまうのだった。

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