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やがて鬼となる母と魄と名付けられた息子との徒然なる日々――【秋の月】

「つ、つめてえっ……いきなり何をするんだよ――黄蝶兄様……」 「……胡蝶、貴方の脳みそはきちんと役割を果たしているのですか?其処に突っ立っている事しか出来ない面汚しで無能な翻儒でもあるまいし……全く、私は考えなさいと申した筈ですよ?大勢の男共の魔羅を咥え過ぎて、味覚が麻痺している淫乱犬にご褒美をあげるのです。犬は甘い物が好きな筈。しかも、私達兄弟の魔羅ならば尻尾を降って喜ぶ筈です。ほら、さっさと嘗めるのです……んっ、そう――いいこですね」 ――ぐぶっ……ちゅぷっ……ぬぷっ……ぐちゅ…… 兄弟の勃起しきった魔羅を前に――嫌悪感を上回る程の耐え難い快感が襲いかかってくる。熟成しきり溶けかかった柿の甘さと――体全体に遠慮なく、びしゃ、びしゃとかけられた粘り気のある特殊な葡萄酒のせいで私の体は――魔羅までもが、とろとろにされ酔いしれてしまっていたのだ。 本当に犬になってしまったように――惚けた顔を兄弟に向けた私は勃起しきった彼らの柿汁まみれの魔羅を順々に口をすぼめながら必死で吸い付く。その際、ぐり、ぐりと舌で刺激する事で亀頭といわれる先端から溢れ出てくる汁も丹念に吸いつきつつ飲み込んでいく。 「なるほど……そりゃあ、いい……流石は黄蝶兄様……この犬も俺様の白濁液と柿の汁にまみれて腰を振っちまってるしな……あっ……いい、いいぞっ……その調子だ――あっ……ああっ……もっとだ……もっとしゃぶれ……」 弟の胡蝶が言うように――四つん這いとなり兄弟の魔羅に吸い付く事に夢中になっている私の腰は無意識のうちに、ふりふりと小刻みながらも確実に左右に振られていたのだ。まるで、何かを――誰かからの施しを誘うかのように。 むにゅっ…… 「んんっ……んむっ……んっ……ふっ……」 その誰かの手が、未だに左右に振られ続ける私の無防備となった状態の尻に触れ――ぐに、ぐにと好き勝手に揉んでくる。後ろにいる男は暫くそうしていたが、ふいに手を離すと――そのまま粘り気のある特殊な葡萄酒を、どぼどぼと遠慮なく私の尻に思いっきりかけてきたのだ。 そして、 「ひっ……そ、それはっ……それは……しょんな事をしたらっ……おかしくなりゅ……あんっ……あっ……やっ……」 ひく、ひく――と何かを誘い続ける私の尻の穴に――無遠慮に己の舌を入れると――そのまま、舌を律動させながら尻の中を思う存分に掻き回してくるのだった。

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