「―……アンリ、アンリ、どこだ？　……アンリ！！　アンリ――！」 「……レイアにぃいさまぁ……」 あ～らら？　美形エルフが増えましたよー。 「……アンリ！？　助けに来たぞ！」 「兄様っ！」 しかも兄！　実兄！！　やはり美形！ こ、これはちょっと様子見しちゃおうかな！ 木に絡まって頭上から静観……。 ワタシハ今ハタダノ蔦……。ワタシハ今ハタダノ蔦……。 ちなみに嫁ちゃんはちゃんと意味があって、現在全裸開脚で宙ぶらりん♪ 「俺が居ない間に、何でこんな姿に……」 「……兄様みたく……魔物を狩って、兄様に褒めて欲しかったんだ……」 「アンリ……」 あららららン？　そんな熱い思いを、ボクと対峙した時にその胸に秘めていたのかぁー。 ボクがそんな感心を抱いていると、お兄様は嫁ちゃんのとある一点を気にし始めた。