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蒼くて淡い 4
「フフッ……ケイちゃん挿れただけでイっちゃったの?」
「……はぁ……はぁ……うるさッ……ちょっ!」
イった余韻で痙攣が止まらない身体を小刻みに揺さぶり、余裕な声が降ってくる。
「少しこのままでいる?」
なんでこいつ今日はこんな余裕なんだ……
いや、俺が余裕ないだけか?
「ケイちゃん?……ッ……聞いてるの?」
「ちょっ、やめッ……」
返事が待ちきれないのか時々奥まで突き上げながら促され、快感の波が再びやってくる。
「……んんッ……お、い……ッ」
「返事してくれないから我慢できなくて」
イった余韻がまだ残ってはいるけど、この中途半端な突き上げのままでもキツい。
「いいよ。おまえの好きなようにしていいから」
だから、そう告げると返事の代わりに突き上げが激しくなった。
中を擦られながら切れ切れにいいと訴えると、中に埋まるそれが更にデカくなった気がする。
「……ッ……もう、イきそう」
「……俺もッ」
そして突き上げるスピードが加速して、快感で意識がふわふわとした頃同じタイミングで瀬戸内も限界が訪れ、
「ケイ……ッ……出すよ……」
「あッ……あッ……俺も……イッく……」
さっき出した筈の俺のモノから再び白濁が溢れて自分の腹を汚すと、次の瞬間短い呻き声と共に俺の中に同じように生あたたかいそれがドクドクと流れ込んできた。
倒れ込んで来た瀬戸内の息遣いがダイレクトに耳元に届いて、
「……幸せだな」
その息遣いと共に囁かれた一言に愛しさが込み上げてくる。
「……俺もだよ」
背中に回した腕に力を込め、そう俺も小さく呟くと、俺の中に挿ったままの瀬戸内のがビクっと波打った気がした。
それから、シーツが汚れるのも気にせずに何度も求め合い、気づいたら2人してそのまま眠ってしまっていた。
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あー腰痛てー。
明け方、目覚めてちょっと動かした身体はバキバキで、腰もありえないくらい痛くて、こいつとのセックスでこんなになるのは初めてだった。
高校生の体力半端ないな。
一体どうしたらこんなにできるんだか。
あ、でももう高校生じゃないのか。
隣で眠る瀬戸内を覗き込み、ふいにそんなことを考えていた。
そうか、もう大学生になるんだもんな……
大学生か……
もうすぐ留学しちゃうんだよな……
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