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第7話(R18-G?)

 真宮が村井のバーへ行き、約束した1週間はあっという間に経った。  真宮は白衣に身を包んで、実験室の黒テーブルの前に立っていた。教鞭をとる教授も周りの挨拶くらいはした事のある学生達もいつもと何も変わらない。  当然、真宮自体も見たところは普段と何も変わらなかった。 「それでは、解剖始めて」  教授は学生達にそんな風に指示を出した後、何かの書類を読み出す。その書類が分厚い書籍だったり、学生の論文だったりとするが、その教授の行動自体はいつもの事で、学生達も慣れた様子で解剖皿とメスを用意し出す。既にラットはエーテルで麻酔をして、安楽死させている為、動かない。学生達の手が次々とラットをゲージから取り出すと、解剖マットの上へ仰向けにして、横にしていく。  真宮も流石に、死姦やメスを使った解剖までされたいとは思わないが、抵抗する事さえも叶わない。そんな中、自分の躰を暴かれて、嬲られる様を思い浮かべる。すると、その背筋が快楽でなぞられて、抉られるような感じがした。 「ま・み・や!」 「あぁ!!」  やましい事を考えていた為だろう。真宮の声は手を洗う為に蛇口から出していた水の音で周りへは響かなかったものの、変に艶を含んだものになっていて、肩を叩いた友人はその声に狼狽しつつも、真宮に詫びる。 「いや、俺もごめん。ちょっと考え事してて……。ここは片づけておくから解剖図用の紙、俺の分も持ってきてくれる?」  それはどこにでもいる薬学を勉強する学生として、または、どこにでもいる友人として卒のない様子だった。

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