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第13話(R18)
「あぁ……ぁ……」
丸居の目には既に光がなく、意識も飛びかけていた。
強い光を放つ無影灯の下。瀬川には無鉤鉗子や注射器、吸引機などで性感を刺激され続けていた。斎藤には性処理のようにフェラチオや精飲、顔射などで凌辱され犯され続けていた。2人はそれぞれに一頻り丸居の躰を楽しむと佐伯に任せて部屋を出て行った。
朦朧とし、光のなくなりかけた丸居の目には佐伯が映る。茶髪の髪が似合う、見目も良く、人柄も良さそうな佐伯は丸居の腰を撫でようと近づいてきた。
「いぁ……もぉくるひぃ……は……やだ」
舌先もあまり上手く回らず。抵抗するように腹の筋肉を収縮させ、佐伯の指から腰を引こうする。そんな丸居の画は何とも卑猥だった。
「丸居くんは苦しいのは嫌なんですね?」
「うん……いぁ……」
「じゃあ、『苦しい』のと『気持ち良い』のは?」
佐伯はさほど強い口調で言った訳ではないものの、「答えて」と笑っていない目で言う。丸居の状況から言うと、その2択は『はい』それとも、『Yes』のようなもので、とんだマジシャンズセレクトだった。
だが、丸居は弱々しく答える。
「きもちいぃ……がいい……。くるひぃ……やぁ……」
「あぁ……あん……」
丸居の躰の隅々に。佐伯はじゅぶじゅぶといやらしい水音を立てて、キスを落としていく。皮膚だけでなく、鼓膜、脳髄、ありとあらゆる躰じゅうの性感帯は揺さぶられ、瀬川や斎藤とはまた違った苦しさが丸居を襲う。
「アぁ、いぁ、いやァ……」
丸居はあんなに吸引機で精液を搾りとられたというのにまた勃起して、尿道口が濡れていく感覚でいっぱいになる。すると、佐伯は吸引機の管の部分を乱暴に引っ張った。
「あああああっ……!」
吸引機の吸引部分は微かに残った体液を巻き散らしながら床へと落ちた。
「あ」に「゛」がつくぐらい激しい嬌声に、佐伯は口元を愉快そうに歪めると、続けざまに丸居のアヌスに指を突っ込んで、直腸を激しく愛撫した。
「あ゛ーーーーーー!」
佐伯にがつがつと壊れるぐらい責められ、人より少し浅目のところにある前立腺を探り当てれられて、丸居には防ぎようのない快楽が押し寄せる。
「--------」
もはや、「あ」にも「あ゛」にもならなくて、丸居の右脚を固定したベルトが切れてしまった。
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